短編2
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見てしまった!

今日の出来事です。

私は今日は休みで来月初旬からの出張に備えて、新幹線のチケットを買いに車を出した。

チケットも買い、そのまま久しぶりに近くの実家に出張前に母親とちょっとお茶でも飲みながら話しでもしようと向かっていました。

そしたら実家近くの最寄り駅近くを車で走行中に見てしまいました。

少し離れた距離からでも明らかに目を引く不自然な格好。

上はボロボロの服に下は汚いショートパンツ、そして何故か長靴のおじさんが歩いていた。

これだけならまだそんなおじさんもいるだろうで話しは終わるが、そのおじさんは…

ニコニコしながら犬のぬいぐるみを優しく抱きかかえて頭を撫でながら歩いているんです。

私はアクセルを緩めついつい見入ってしまいました。

「何なんだ!あのおじさん!」

と、その時目が合ってしまいました。

すると、そのおじさんは私に向かって手を振り犬のぬいぐるみを見せてニコニコ笑いながらそしてぬいぐるみの頭を撫でて何か口をパクパクさせて喋っているんです。

私は怖くなり目をそらし直ぐにアクセルを踏み車を進めました。

私は恐る恐る左側のサイドミラーでおじさんを見ると振り返りこちらを見ながら走るわけではないですが歩いて追っかけて来るのが見えました。

私はめちゃめちゃ怖くなり直ぐ先の交差点を曲がり逃げるように車を走らせました。

そして、実家に着いて早々に母親にその話しをすると母親も何度となく見かけたことがあると話してました。

特に霊とかそういう類の話しではないですが何にせよ怖い物見たさで近寄るのは危険ですね…

長文、失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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