短編1
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死への大浴場

なんかの本にあった

俺とお父さんで沖釣りにいったときの話です。

大浴場に行くときなぜかお父さんがいなかったが頭が痛いから面倒いことは考えなかった。黒服の男が案内した風呂に入った。『あ~極楽極楽』と呟くと『ハハハ、極楽はまだ早いだろ』と声がする。隣りをみると見覚えのあるオッさんがいる。『坊や、今幾つ』と聞かれたので『9歳』と答えると、『そうか、まだ9歳か…』と寂しげに呟いた。

少しして風呂から上がろうとすると、黒服の男が『浴衣を着て下さい、着たらこちらの出口から出て下さい』と言った。

『入口と出口が違うんだ。』と思いながら浴衣を着ようとすると、

『駄目だ!浴衣を着るな!君ならまだ似合う!急いで入口から逃げろ!!』とさっきのオッさんが叫んだ。

俺は訳が分からないまま突っ立っていた。

すると黒服の男が『何してるんだ君!』と叫んだ。俺は急いで入口に走って行った。『まて~!待つんだ~!!!』と追って来た。『うわ~』と叫ぼうとした時背景がいきなり変わった。

そこには泣きっ面の両親と医者がいた。

聞くと俺は海で溺れて意識不明だったらしい。

父さんが新聞を持っていた。その内容は(有名俳優死去)顔写真は風呂場のオッさんにそっくりだった。どうりで見覚えある訳だ。

もし俺が黒服の男の言うとうりにしてたら…

そうおもうとゾッとした。

怖い話投稿:ホラーテラー 怖い物ビビりさん  

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