短編2
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火葬場にて

何年か前の事です。怖くなくてすみません。

大学の前期の試験の後、伯母がなくなったというので、家族全員で山口にいく事になりました。

山口につくとすでにお通夜が始まっていて、その日は交代で1人ずつ起きて、見張りをしました。伯母の顔はとてもきれいでとても亡くなっているようには見えませんでした。次の日火葬場に行きましたが、その時の事が忘れられません。

火葬場で伯母の体は2時間焼かれ、骨の形がなく灰ばかりになっていました。

父たちは

「焼き過ぎじゃないか」

とこそこそと話をしていました。

大きなホールに通されたときです。

伯母がすでに運ばれたその部屋はなぜか空気が白っぽく見えました。私は勝手に焼いたときの煙だと思い込んでいました。

親族が小さな骨を1つずつ骨壺に入れ、家族から退場しました。そのとたん、煙だと思っていた白い粒子が

ボワッツと集まり、人の形になり、写真を持つ息子、骨壺を持つご主人の頭の上に浮いたのです。

私はびっくりして、周りを見渡しました。他の人にも見えているかと思いました。でも皆、黙ったままでした。

きっとまだ成人してない息子が心配なんだなと思いました。伯母さんは退場するまでご家族の頭上に居ました。火葬場を出てからは見えませんでした。

やはり霊というものはいるんですね。

きっと息子を見守っていると思います。

私も死んだら旦那の頭上にいるつもりです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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