短編2
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図書室の子

これは私の姉が小学6年のときの話。

合奏部に入部していた姉はある日(なぜだか忘れてしまいましたが)普段、練習場所でない図書室で練習をすることになりました。

そこには数人の合奏部員と教師が一人いたそうです。

皆で練習をしていると姉は一瞬おかしな音を聞きました。

「今の、聞こえた…??」姉は皆に聞くと

「えっ?何が??」と言う者と

「私、聞こえた…。」と言う者にわかれます。

「俺は…聞こえたぞ。」と教師。

姉と一部の人が聞いたのは、

「しくっ…しくっ…ひっく…」

というような女の子の泣き声でした。

図書室を奥まで探してみましたが姉達の他に人はいませんでした…。

私と姉は6歳違いです。

この話は、私が小学6年になったとき姉から直接聞いた話です。

今度は私の小学6年のときの話。

姉の話を聞いてもそれほど怖く感じなかった私は、その話のことなどすっかり忘れていました。

そしてある日私は社会の授業のために借りていた本を図書室に返しに行きました。

放課後、もう帰る時間だったので友達を待たせてはいけないと思い、一人急いで向かいました。

そして本棚に本を返し、一瞬何気なく窓のほうに目をやると、いつも地球儀があるはずの場所にそれがありません。

代わりに窓ガラスに映った、おかっぱの青いスカートの女の子が見えた気がしました…。

一瞬「え…何…??」と思った私はすぐに姉の話を思い出し、怖くなって走って友達の待っている昇降口へ向かいました…。

一瞬だったので私の見間違いかもしれません。

私に霊感なんてありませんし、それから一度も変なものは見ていません。

ただ姉妹そろって…と思うと…。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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