短編2
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私の人形

私が小さいときの話です。

私は小さいときに、てんとう虫のおしりに紐がついていて、引っ張ると「むすんでひらいて」の音楽がなる人形をもらいました。

紐を引っ張ると、羽が開き、しかも手足をばたつかせ、目も左右に動きます。

その人形は、作りがよかったのか、すぐ物を壊す私でも、弟に譲れるほど丈夫でした。毎日何度も紐を引き遊んでいました。

その日も私は、その人形をいつもの定位置、黒い台に引っ掛けて遊んで、その後、そのまま寝てしまいました。

目が覚めると両脇に父と母が寝ていて、深夜である事がわかりました。

ひまだな。

みるとてんとう虫の人形が私に背を向けた状態で

台に吊るされていました。

私はてんとう虫の人形に手を伸ばしました。でも、私は布団で寝ているため手が届きません。

その時、

背中を向いていたてんとう虫の人形が

ガタッ

と動き私の方を向いたのです。

そして紐を引っ張ってもいないのに

「むーすうんでーひーらーあいいてー」

と音楽がなり始め、手足が動き、目が私の方を見ていました。

私は

びっくりして、怖くなり、動けなくなりました。

朝になり、この人形は生きているんだと思い、

何度も人形に「動けるんでしょ。」

と聞きましたが、動きもしないし、しゃべりもしません。

それからその人形に触れなくなり、

弟が生まれ、人形は弟の物になリました。

今から考えると、あの人形は当時私の事が好きでいてくれて、幼い私のために、動いたのだと思います。

でも私に怖がれ、ショックだったと思います。

その人形はその後どうなったかはわかりません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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