この話は、今年の2月の出来事です。
僕と(Aとします)友達のBくんでA町の、町民グランドの砂場で、深夜2時ぐらいに起きた事です。
僕たち二人は深夜だから、誰もいないだろうと、ワイワイ騒いでいました。
町民グランドに着く前に、警察に見つかったせいか(僕たちは十代)少し、警戒していました。
町民グランドの作りは四角になっていて、入り口は3つ有ります。
一つは、左下(上から見た場合です)。
二つ目は上のど真ん中。
三つ目が右下。
僕たちは右下からすぐの砂場で遊んでいました。
「パンッパンッ」ッ手を叩いていました。
しだいにエスカレートしそれを十分ほど続けていました。
すると、上のど真ん中の入り口付近に自販機が有ります。
その付近から「カタリ、コトリ」と、おとが聞こえてきました。
最初は入り口と重なって姿も見えず、拍手と重なってあまり聞こえなく、あまり、気にしては、いませんでした。
だが、その約一分後……その音の発信源も動いていたようで、ついに入り口との重なりも無くなり、ついに姿を現しました。
その正体は…白い長いスカートをはいた髪の長い女だった。
道を歩く人は何人かいた。
だが、その女の歩くペースが明らかに違う。
三秒に一歩のペースで歩いているのである。
明らかにおかしい。
友達のBはそれにきずかず手を叩いた。
「パンッパンッ。
」。
その瞬間、女は歩くのを止めた。
「カタリ、コトッ…」女はあたりをみわたした。
その後、女は、10秒停止した。
その10秒後、……完全にこちらを向いた。
女とAの距離は50mはあった。
だが、AとBにはその女の姿がくっきりとみえた。
目は充血し、よだれをたらし、こちらをにらむような目付きであった。
その五秒後……「カタコトカタコト」こちらの方に向かってきた。
三秒に一歩のペースとは明らかに違うペースであった。
一般人で走ってやっとのスピードであった。
僕たちA、Bは急いで走り、近くの公園に逃げ込んだ。
だが走っている途中もハッキリと足音は聞こえる。
Aと、Bの間では、その謎の物体は警察と言うことで終わっている。
それは本当に警察だったのか。
そしてもし、その場所で足がすくんでいれば、どうなっていたのであろうか…
怖い話投稿:ホラーテラー 無さん
作者怖話