短編2
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手をふる少女

ある日のことです。

私は仕事の帰り道、クタクタに疲れていて家路を急いでいた。

歩いていると、ある家の2階で女の子が私に手をふっていた。

私は疲れていたので無視して帰った。

次の日、仕事の帰り道でまたあの女の子が手を降っている。

私は再び無視をした。

その次の日、偶然町であの女の子とすれ違った。

するとあの女の子が私に気付いて手を降ってきた。

私は手を振り返してあげた。

それから、会うたびに手を降っていた。

ある日、再び町で女の子に会ったのだ。

私は女の子に話しかけた。

「こんにちは。良い天気だね。元気?」

「元気だよ!お姉ちゃんは元気?」

「元気だよ」

「でも具合悪そう」

「そう?そんなことないよ」

「そうなんだ」

とても明るい笑顔で可愛い子だった。

それから女の子は私に会うといつも話しかけてきてくれた。

けれど一つ不思議なことがあって、女の子は必ず最後

「具合悪そう」

と気にかけてくれた。

私はそんなに軟弱に見えるのかと少しショックだった。

そしてある日またあの少女に「具合悪そう」と言われたので、

「私はいつでも元気だよ」

すると女の子が言った

「え?お姉ちゃんに聞いてないよ」

…え?

そして女の子は走ってどこかへ行ってしまった。

ちょっと怖くなり、それからあまり女の子に会いたくなくなった。

しばらくたったある日あの女の子に会った。

私は無視して通りすぎたら、女の子がついてくるのだ。

それでも無視していたら突然女の子が

「ウフフ。そーなんだ!」

誰かと話してる

電話?

振り向いたが女の子は電話など持ってなく普通に歩いていた。

しかし、一人で話している。

私は意を決して女の子にたずねた

「だれと話してるの?」

「え?だれってお姉ちゃんとだよ」

「どのお姉ちゃん?」

「…ウフフフフ」

あれからかなり経つがいまだに女の子は私に手をふってくる。

怖い話投稿:ホラーテラー koh-chanさん  

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