短編1
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沈黙の夏

それは一人暮らしをはじめて、2年目のある蒸し暑い夏の日に私の身に起こったことでした。

残業で帰宅が遅くなり、外は真っ暗でした。家に着いて電気を点けると、なにやら黒い物体がタンスの下へ動いて行ったんです。私は恐怖のあまり殺虫剤を乱射しました。私の家は狭くてヤツがいては、顔を這われてはと思い恐怖で寝れません。数分後、私は勝利を確認すべく、タンスをどかしてみました。でも、どこにもいないんです。近くにはヤツの隠れられそうな場所はありませんでした。私はおかしいなと思いつつも諦めて、タンスを元に戻そうとしました。重くてきれいに戻すのは無理だったので、1段、2段、…と抜きました。持ち上げてみると、タンスの裏にヤツがつぶれてくっついていました。

いまでもその染みが消えずに残っています。

怖い話投稿:ホラーテラー パーソンさん  

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