中編3
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私が産まれた理由

私が体験してきた中で一番壮絶だったお話をしようと思います。

全部話すとかなり長くなるので少し省いてお話することをご了承下さい。

私は小学生の中学年ぐらいから左肩に違和感がありました。まるで左肩に何かが乗っているみたいに重いのです。高校生になってもその重いのは治らず、寧ろ重さが増しているのがハッキリとわかるほど重かったんです。

このことを霊感の強い友達に話すと、「お母さんも霊感あるから家に来て話してみなよ」と言ってくれたので後日、その子の家で遊ぶついでにお母さんに合わせてもらいました。

挨拶を済ませ、少し世間話をしていたらお母さんが「○○ちゃん、ご先祖様のお墓参りちゃんと行ってる?」と聞かれました。私は当たり前のように

「祖父(母方)のお墓参りしか行ったことがなくて、ご先祖様…多分行ったことないです」

と言うとお母さんは「えええ!?」と凄く驚きながら叫びました。今でもあのリアクションは忘れられない。

「○○ちゃん、あたしには黒い塊しか見えないからハッキリとは言えないけど、○○ちゃんに憑いている(肩の重い原因)のはご先祖様だと思うよ。今度知り合いのママさんに合わせてあげるから」

そう言ってどこかに電話をかけだしたお母さん。私は何がなんだかわからず友達に連れられ友達の部屋に行きました。友達の顔が真剣になっているのがやけに怖かった。ドアを閉めて私は少し黙りこんだ。友達が「大丈夫だよ」と肩を叩いてくれて安心したものの、まだ頭の中は理解できないでいた。私はストレートに友達に聞いた。

私「○○ちゃんはさ…肩に何かあるの見える?」

友「黒い、なんかモヤっぽいのは見える…でもかなり強いと思う。うちの家にいる霊が警戒してるから…多分…」

私「そっか…だからこそこそ様子を見てるんだね」

友「○○ちゃん霊見えるようになったの?!」

私「肉眼では見えない。寧ろ見たら絶対泣くって(笑

いつもの透視みたいなので見えるからさ…」

お互いしばらく黙っていたらお母さんが部屋に来てママさんに会う日を言い、できれば家族に黙って来てほしいとのこと。直感でただ事ではないと思いました。その晩、夕飯をご馳走になり、家に連絡もせず帰るのが遅くなってしまって家まで送ってもらいました。

帰りの車の中でお母さんは私の家族に何か変わったことがないか質問攻めしてきました。

父と私は突然体調不良になり、母は精神的に少しおかしくなっていることを言うと

「それもご先祖様が関わっていると思う。このままだと家族がバラバラになって取り返しがつかなくなるよ。でもそれを助けてあげられるのは○○ちゃんしかいないからね。しっかりするんだよ。」

強く念を打たれ、私は家に着いた。お母さんが私の母が見たいと言うので挨拶がてら会わせたら母の表情が変わっていた。作り笑いをしてほとんど無表情。友達は怖くなったのか車に逃げるように戻っていった。

二人が帰った後私は母に散々怒鳴られました。

寝る前に友達から電話が来て

「『急がないと危ないから明日ママさんのところに連れて行く』からだって」

もう何がなんだかわからなくなって泣きたくなりましたが、堪えて明日に備えて早く寝ました。

続きます

怖い話投稿:ホラーテラー 狐の嫁入りさん  

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