短編2
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霞城公園

山形に霞城公園という有名な城跡の公園があります。10年前のはなしになります。

 その日、若かった私は友達3人でナンパしようとそのスポットに行ってがんばっていました。しかし、結果は惨敗。

当時はナンパスポットにチューニングカーが集まり盛り上がってました。

 その中のVIPカー乗りの人と仲良くなり、一つ忠告されました。

 忠告の内容は夜の霞城公園には行くなということでした。理由は幽霊と

ゲイがいるからだそうです。

 夜の2時になるので帰ろうということで車まで歩かなくてはなりません。霞城公園を横切ると近道なので、肝試しもかねて歩いてみることになりました。

 夜の公園はとても涼しく感じます。城跡ということもあり、暗く、涼しいです。

 公園に入り、7分ほど歩いたら、遠目に芝生の上に寝ている人を見つけました。よく見ると、3人です。うち、一人は子供です。なぜ、夜中の2時に!?恐怖が少し芽生えます。怖いのでその子供連れを見ないようにしていました。

 「走れ!!」

友達のA君が叫びました。条件反射的に走りました。走りながら後ろを見ると、子供連れが私達に向かって来ていました。そして、三人とも、膝から下がないのです。

 急いで公園から出ようと走ってると出口が見えてきました。2メートルほどの鉄柵の門があり、必死で登りました。門から外へは子供連れはこないらしく、ずっと私達を見ているようでした。

 それから10年、霞城公園に用事があり行ってみました。もちろん、昼間です。

 あの子供連れの寝ていた所の近くに石のお地蔵様が立ってました。人の手で削ったようなものでなく、なんか、河原から石を2つ持ってきて前掛けを着せただけのお地蔵様でした。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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