短編2
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現在に至る呪い

個人的に驚かされた話を投稿します。当時高校生の私は怖い話が大好きで、友達やサイトから話を拾ってはその話を別の友人に話して楽しんでたりしてました。

そんな日々を送っていたんですが、母方の祖父母の家へ里帰りする事になり(たぶんお盆で)、車で父と母と私の3人で帰っていました。

祖父母の家は他県にあり海に面したド田舎で村なんですが、そこまで行く道も山やら海沿いやらをひたすら進むながーいながーい道のりなんです。

そんなわけでつまらない車中、怖い話好きの私は母親に怖い話はないか聞いてみたところ、村にまつわる怖い話を話してくれました。

内容はこうです。

昔村を治めていたお城があったらしくある日、当主が山に狩りに行ったらしい。もちろん付き人とかもいたんだろうけど狩りの最中に当主の乗っていた馬が落馬し足を折ってしまい、馬にとって骨折は致命傷?らしく、やむおえずその場で当主自らの手で馬を殺したそうです。ちなみにその馬は真っ白な名馬だったとのことです…

その翌年お殿様の嫁が妊娠・出産したんですが産まれてきた子は元気な女の子でした。ただ髪の毛から肌の色まで全身真っ白で、みな口々に馬の呪いだと言ったそうです。 それから殿様の家系は産まれてくる子(男の子は普通なんですが女の子だけ)は全身真っ白という話を聞きました。

母から話を聞いてベタだけどちょっとびびってました。

話が終わり祖父母の家に近づきはじめ、海沿いの周りには何もない道を走ってると、岸壁と道路の狭い歩道を前から女の子が歩いてきていました。

車が近づくにつれわかったんですが白のワンピースをきた10歳前後の女の子で髪の毛が真っ白…肌も異様なほど真っ白の子でした。《外人なんてこんな村にいるわけないし…いたとしてもあの肌の色は異常なほど白かったし…》通り過ぎた後に母に今の子の事を尋ねると「あぁ、今いた子がさっき話した○○さんちの子だよ」とあっさり返答!

そっけない返答に「そうなんや。。」としか答えれませんでした。

呪いなのか、それとも遺伝子とかなのか分かりませんがちょっと怖かった話でした。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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