「ボク、すぐ忘れちゃうんだ」
「良いことも悪いことも
忘れちゃうんだ」
俺の隣にいる子供は
こう
話し掛けてきた
青年「そうかぁ
俺も忘れやすいからな笑)」
「冷静にゆっくり考えれば思い出せるよ」
子供「分かったよ
お兄ちゃん。そうしてみる」
青年「じゃあ、俺レポートで忙しいから」
と
その場を去っていった
家に着き
自分の部屋に入り
レポートに取り掛かった
青年「やっぱり
書きづらいな…
どうしようかな…」
次の日
また
子供と話していた
子供「やっぱり足りないんだ」
青年「え?何が」
子供「…」
子供「指の数」
青年「何言ってんだよ
ちゃんとあるじゃないか」
子供「…」
青年「よし!一緒に数えてみよ」
子供と一緒に手の指の数を数えてみた…
子供と青年「1…2…3…
」
子供「足りないよ」
青年「あるじゃないか」
青年「9本」
子供「…」
青年「じゃあ、俺まだレポート終わってないから
帰るね」
そして、
また
レポートに取り掛かる
青年「やっぱり
書きづらいな…」
青年「今度は中指にしよう」
と
青年は切断された
子供の指で
レポートの続きに取り掛かった…
怖い話投稿:ホラーテラー イマココニイルヨさん
作者怖話