中編3
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大切な想い

俺は26歳の社会人です

普通に仕事して

休日は普通にカラオケやボウリングで遊ぶ

変わらない毎日を過ごしていた

そんなつまらない毎日だったが

俺にも幸せな時間出来た

三ヶ月前に出来た

彼女といる時だ

彼女は長い髪が印象的で

その綺麗な髪は腰の辺りまであった

顔も可愛くて上手く言えないが、透明感がある感じだ

しかも、彼女の家は資産家らしい

男なら誰もが羨む彼女だ

何でこんな完璧な彼女が

俺と付き合ってるんだろ?

疑問があったが

幸せだから

まぁいっかと思ってた

今日は彼女と買い物デートしてる

俺はいつもの荷物持ちだ

デートも終わり

彼女を自宅まで車で送り

届けた

別れの挨拶も済ませて

帰ろうしたら

彼女「待って○○君!」

彼女に呼ばれた

俺「ん?どうしたの?」

彼女「これあげる」

彼女の手にはお守りみたいな

ちょっと古びたキーホルダーがあった

俺「ありがとう」

彼女「絶対に無くさないでね」

最後の彼女の一言は気になったが

初めての彼女からプレゼントで浮かれていて

あまり気にしなかった

が!

心に深く刻むべきだった

後悔してる

一ヶ月後の俺はこう思うである

俺はキーホルダーを携帯につけて大切に持っていた

彼女は嬉しそうだった

一ヶ月後

俺は大切にしていたキーホルダーをうっかり無くしてしまった

ヤバい!

どうしよう

俺は素直に彼女に話した

彼女は怒ることなく

こう呟いた

彼女「ついて来て」

俺は後悔の気持ちでいっぱいで何も考えず彼女についていった

珍しく彼女が車の運転をしていた

あれから何時間たっだろう

日が暮れていた

着いたのは古びた別荘がある所だった

周りには草や木が生い茂っていた

彼女「入って」

俺は無言で別荘の中に入っていった

俺はしっかり謝ろうと思っていた

地下へ続く階段を降り

ある部屋に通された

中に入り

俺は叫んだ

俺「許してくれ」

彼女「…」

彼女「許さない!」

彼女「あれだけ言ったのに○○君」

ガチャ

一瞬の不意をつかれて閉じ込められてしまった

あの言葉がなかったら逃げれただろう

彼女が言った名前が俺じゃなかった

とにかく出してもらうために叫びつづけた

俺「許してくれ!」

俺「頼むから」

しかし…

返事はない

あれから

三日は過ぎただろう

彼女はもういないだろう

俺はいつしか

俺「助けてくれ」

叫ぶようになっていた

この別荘の周りには何にもなかった

俺はこのまま死ぬのかな

意識がモウロウとしてきた

俺は気を失ってしまった

ガチャ

ガチャガチャ

俺はその音で目が覚めた

そこには彼女ではなく

刑事がいた

俺は意識がはっきりしてなく

助かった

帰れる

それしか考えられなかった

何故?

彼女はいなかったか

何故?

刑事が助けに来てくれたのか

俺はあの後

安心からか眠ってしまった

起きたら病院のベットのうえだった

後日

刑事に聞かされた

何故助けにこれたかは

彼女の元彼が行方不明になっていた

彼女が関与したんじゃないかとマークしていたみたい

だけど証拠が無く捜査難航していた

しかし

この別荘の存在に気づき

その別荘行ったら

俺が閉じ込められていたわけ

実は彼女もそこにいて逮捕されたらしい

他の部屋には白骨死体があったみたいだ

多分 元彼だ

彼女が殺したのかと思ったけどそうじゃないらしい

死因は謎の病死ていうことが分かった

刑事が彼女に問い詰めたらこう話してくれたみたい

元彼は俺に似ていた

元彼にもお守りのキーホルダー渡していたけど

無くしてしまったらしい

その後に病死したらしく

彼女は元彼と離れたくないみたいで

そこで遺体を別荘に隠したと

元彼に似た俺も

また死んじゃうんじゃないかと心配になり別荘に閉じ込めたらしい

俺が閉じ込められていた時彼女は何していたかも聞いたみたい

彼女はありとあらゆる薬を買い込んでた

神様に毎日お願いしていた

○○君が死にませんように何度も何度も

彼女は間違ってしまった

みたいだけど…

好きな人への大切な想いは普通の人となんら変わりはなかった

誰かが教えるべきだった

人の愛しかたを

一番近くにいた俺は

それが出来なかったと

今も後悔している…

怖い話投稿:ホラーテラー イマココニイルヨさん  

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