短編1
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ぞろ目注意

夜中に数のそろった数字「1、1、1」などを百回言うと幸せがくるらしい。

それを友達から聞き、わくわくしながら夜更かしをした。

「もう少しだ」

携帯を握り締めながら友達からのメールを待つ。

……ぴろりん!

友達からだった。

やり方について相談したのだった。

空白のメール。なにも書かれていなかった。

「えー、ミスったのかな?」

返事をしようとするとメールが届いた。

……ぴろりん!

友達からだった。

やり直しメールだろう。わくわくしながらメールを見る。

「ご?」

数字の五が書かれている。

なんだこれは。

返事をしようとすると、またメールがやってきた。

……ぴろりん!

「え…」

また数字の五が書かれている。

だんだん不気味になってきた。恐怖心が芽生える。

……ぴろりん!

……ぴろりん!

……ぴろりん!

……ぴろりん!

メールがどんどん受信されていく。

怖くなって、思い切って電源を切った。そして友達の家に電話をかけるた。

「五、五、五、五…」

低い声でそう聞こえた。

咄嗟になって電話を切ると、今度はファックスが届いた。

赤い文字で「五」と書かれている。

用紙を抜き取り布団にくるまった。怖い。

そしてそのまま眠りについた。

時計の針は五時五十五分。百回目のぞろ目。

幸せは夢の中で起きる。

よい眠りを…。

: JHARD

怖い話投稿:ホラーテラー JHARDさん  

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