短編2
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母のケータイ

これは私の母が実際に体験した話

なんですが、私もその時一緒に居た

事もありとても不気味だったので

投稿します。

2年程前の話なんですが仕事から

帰ってきた母が前のケータイが

古くなってきたから機種変更

してきたと言って嬉しそうに私に

新しいケータイを自慢してきました。

母はそのケータイをとても

気に入ったのか普段しないメールを

するようになったんです。

そんなある日母から

「最近メールが来た時の着信音が

鳴らなくなったんだけど…」

と言われたので機械音痴な母だから

変にいじってしまったんだな、と思い

「直してあげるから貸して。」と言い

設定しようとしたんです。

でもおかしいんです。

設定では着信音の音量が

MAXになってるんです。

試しに母にメールを送ったのですが

音は鳴りません。

電話をかけてみたところうるさい

くらいに音が鳴りました。

いくら設定を変えてみても

メールの着信音が鳴る事は

なかったので壊れたんじゃないか

という事になり機種変更したばかり

なのもあったので我慢する、と

母も諦めていました。

それから特にその事を気にとめる

事もなかったんですがしばらく

経った頃母が深刻な顔をしながら

「最近メールが来た時にケータイ

からちっちゃい音で何か聞こえてきて

怖いから聞いてちょうだい」って

言って来たんです。

私が母にメールを送り母のケータイを

耳に近づけて聞いてみたところ

とても小さい音で

「メールが1件、メールが1件」

と留守電などで聞く電子的な

女性の声で聞こえてきたんです。

怖くなってきたので母と

ケータイショップに行って

店員さんに直してもらうように

頼んだのですが

「私共でもちょっと直せないですね。

それに元々このケータイにそのような

サービスはないんですけどね…。」

と言われました。

母はそれを聞いて即新しい

ケータイに変えました。

それからは特に問題もなく母も

またメールを楽しんでするように

なりましたが身近でこのような

事が起こったのは初めてだったので

とても不気味でした。

長い上にあまり怖くない話ですが

最後まで読んでいただき幸いです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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