短編2
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足長地蔵

「すごく足の長いお地蔵様がいるんだって。どんなふうに長いのか気にならない?」

友達に誘われ、少し興味があったので「気になる」と返事をした。

夜中。友達と林の中へ向かった。辺りは暗い。足元が見えなかった。

友達の手を握り締めながら、おそるおそる林の奥へと向かう。後ろを振り返ってみる。真っ暗だった。

「ねぇ…やっぱり帰らない?」

「ここまできたんだから、引き返すわけにはいかないよ。もうそろそろ…………あ」

友達が正面をみる。

柱のようなものが二本。友達の後ろに隠れながら、前をみた。

「なんだろう…」

「あれが足長地蔵だよ」

友達はそう言い、柱のほうへ走っていってしまった。

「…帰ろうよ〜」

「これ、足長地蔵の足だよ。すごいなー。くぐると消えちゃうんだよ?」

「えー」

「くぐってみてよ」

「やだよ」

「消えるわけないじゃん!ははっ」

おもしろそうに笑う友達。

それに少しカッとなった。軽くボンッと肩を押した。

友達はバランスを崩し、倒れた。

「いったー…」

「ごめん!」

「大丈夫、大丈夫…」

友達が起き上がろうとしたとき、足元で何かが動いた。

――…

「足長地蔵は本当にいるんだよ。高校生が足長地蔵の足の間をくぐり抜けたから、お地蔵様に殺されちゃったんだよ」

「えー怖い」

「足長地蔵の足元に埋まってて、次にくぐった人を殺していくんだってさ」

: JHARD

怖い話投稿:ホラーテラー JHARDさん  

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