短編2
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赤い顔

私は高校最後の夏休みに、友達と旅行に行きました。

一週間くらい前です。

その時に撮った写真の左上の方に、不気味な赤い顔が写ってました。

友達は、

「何これ…

気持ち悪いね…」

と言って怯えてました。

霊感とか全くない私は、

「こんななのただのプリントミスだよ。

心配ないよ。」

その写真をもって帰りました。

次の日、その写真を見て見ると、赤い顔の位置が昨日と少し違う気がしました。

「まさかね…」

あまり気にしないで、いたのですが、夜、もう一度写真を見て見ると、明らかに赤い顔は動いてました。

最初は左上にあった顔は、今は真ん中くらいに変わってました…

「嘘でしょ…」

私は怖くなって友達に電話しました。

友達は、

「それヤバいよ、すぐお祓いしてもらおうよ。」

明日一緒にお寺に行こうと約束しました。

次の日、友達が家にきて、一緒に写真を見て見ると、

赤い顔は私の真後ろまで移動してました。

私は、悲鳴をあげてしまいました…

友達に抱き抱えられるようにして、お寺まで行きました。

お寺では、写真を燃やしながら、三人くらいのお坊さんが、私にお経を唱えてくれました。

友達は、

「良かったね、これでもう大丈夫。」

そう言って慰めてくれました。

私はガタガタ震えているだけでした。

グッタリ疲れて家に帰りました。

(お風呂に入って、もう寝よ)

私は今日のありえない体験に、疲れきっていました。

お風呂に入っている時、ふと手のひらを見ると、今までなかった赤いシミが…

あの写真の顔に似てる気がします。

私は、震えながらただ手のひらを見つめてました。

来週、友達と霊的なお祓いを専門としている、有名な方の所へ行きます。

それまで何もなければいいのですが…

乱文、失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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