短編2
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なんだ

男の部屋はワンルームでユニットバスが付いている。

深夜2;00、風呂に入った。

ユニットバスなのでトイレが邪魔で狭く、湯舟に浸かることはできない。

なのでシャワーだけで体を洗っていた。

その風呂には換気のために小さな小窓がついている。

男は換気のために小窓を開けていた。

体も洗い終わり、ふと窓の外が気になり、目をやる。

小窓は入口の方向に面している。深夜2時過ぎなので、もちろん人はいない。

でも、何か気になる。外は暗く、何か見えるわけでもない。

気のせいか。そう思い頭を洗う。

そこで気付いてしまった。マンションなので明かりが付いているはずなので暗いはずがない。

ゾッとした瞬間部屋の明かりが消えた。

パニックになりかけたがすぐに明かりは点いた。

ホッとした。

早く上がろうと思い、シャワーを止め、トイレと風呂を仕切っているカーテンを見る。

変なシルエットがある。

人?人にしては形がおかしい。

両腕はないらしく、コケシみたいなものだった。

男は固まってしまい動けない。

逃げ場はない。小窓から小さすぎて出られるわけもない

声も出せず固まっていると、そのシルエットがぐねぐねと動きだした。

何かが飛び散っている。

そいつはぐねぐねとゆっくり動きながらカーテンの上に覆いかぶさるようにして倒れこんできた。

男はその姿を見た…

その姿は…頭が割れ、まぶたが剥がされて目が飛び出し、両腕がない。

両足はぐちゃぐちゃに縫われて血まみれだ。

男はその物体を見た瞬間、気絶した。

翌日、男は目が覚めた。

アレは夢かぁ〜とホッとした。

それにしても、夢に出てくることはないじゃないか、と隣で横たわる物体にニヤリと笑った

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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