短編2
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傘の中の少年.

 

 

私が小学校低学年の

時の話です、、、

 

小学校って通学道が

決まってますよね?

(もしかしたらあまり

ないけど、私の小学校

はありました.)

 

その通学道での事.

 

私は友達と一緒に

通学してました.

 

すると

 

目の前に青のビニール

の傘が開いた状態で

置いてありました.

 

たしか前の日は

雨だったから

 

誰かが置き忘れた

んかなっ?

 

ぐらいにしか

思いませんでした

 

 

傘まで1OOmくらい

に入った瞬間

 

 

「ーッ…ヒック.」

 

 

泣き声が聞こえました.

 

 

誰か転んで泣いてるの

かなって思って周りを

みましたけど

 

誰も泣いてません

 

勘違いかな?

って思ったけど

 

「…エーンー…ヒック」

 

まだ泣き声が

聞こえました.

 

 

なんでかなって

たまたま傘の方

を見たら

 

傘の中に小さな

男の子が体育座り

してました

 

声はその男の子から

聞こえました

 

 

私は友達に…

 

私「ねえねえ、前に傘が

あるじゃん?」

 

友「あるねーっ!

なんでだろう?」

 

私「あの傘から

男の子の声聞こえない?」

 

友「え……?

 

 

 

 

聞こえないよ?」

 

私「えっ?

傘ん中に男の子

いるじゃん?」

 

友「はっ?いないよ?

傘しかないじゃん」

 

私には傘と男の子

がはっきり見えるし

 

声もはっきり

聞こえました.

 

ずっと聞こえる

泣き声ー…

 

周りの子も

普通に傘を通り

過ぎてました

 

 

私「(なんでみんな

気にならないんだ?

もしかして…)」

 

 

昔から若干霊感が

あった私はもしかしたら…

って思い、早歩きを

して傘の横を

通り過ぎました

 

 

声が大きくなる泣き声…

 

「エーンエーンエーンエーンッウワーン…ヒック」

 

こんなリアルな

泣き声は聞こえる

ものなのかっ?

 

と思いながら

傘を通り過ぎて

後ろを向いて

傘をみたら……

 

 

男の子はおらず

傘だけがありました

 

 

そして

泣き声も聞こえなく

なりました

 

 

 

 

 

怖い話投稿:ホラーテラー 匿氏様さん  

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