俺が見てる別のサイトで『赤い部屋』の後日談が投稿されてたので載せました。
日にちが随分あいた事をここで詫びる。
『赤い部屋』なんてつまんねーやと思ってる人はスルーして下さい。
私が友達の部屋に移ってから暫くすると、大家さんがやって来た。
『新しい人が入って来るから、使って無いならあの部屋に新しい人を入れていいか?』
新しい人をあの部屋に入れるのは、少し可哀相だが、『いいえ』と言うと元の部屋に戻されてしまうと思ったので、了解した。
そして新しい人が入って来た。気の弱そうな学生だった。その気の弱そうな顔を見てると、手伝わなければいけないと思い、友達と共に荷物整理を手伝うことにした。
その部屋に入ると、やっぱりその部屋は赤く感じられた。
しかし手伝っているうちにその学生と話があってしまい、この部屋の忠告をすっかり忘れてしまった。
そしてとうとう夜が来た。荷物整理がまだおわってないし、学生を一人にするのも可哀相だったので、一緒に泊まることになった。
そして夜中、異様な寝苦しさで目が覚めてしまった。
見ると友達も学生もめを覚ましていた。
『なんか寝苦しいね』
なんて話をしてると、いきなり聞き覚えのある音がした。『ザーザー』って音が…
『!!シャワーの音だ!』
私はすぐに気付いた。
暫く私はどうしようか考えていたが、その最中に、学生が口を開いた。しかも一番聞きたくない言葉。
『怖いから付いて来て』
私は行きたくなかったが、学生の怯えた顔を見てたら、仕方なく付いて行く事に決めた。
見に行くとやはりシャワールームが赤かった。そして首なしの影も見えた。私は逃げたい一心だった。
すると
『ドサ』
と音がした。
『!首か?』
と思いシャワールームを見るが、首は無い。
『あれ?』
と思い下を見ると、首があった。
真っ赤な目でこっちをガン見していた。そして口パクで『今度こそ』と言っていた。
私達は急いで隣の友達の部屋に逃げ込んだ。
助かったかと思い、ホッとため息をついた途端、
『ドン、ドン、ドン、ドン、ドン』
と隣の壁から聞こえて来た。頭突きをしているような音だった。
次に気が付いたのは、朝だった。学生は泣きっ面でいて、友達は呑気にいびきかいていた。
私達は相談して、近くにいる祓い屋に来てもらった。
祓い屋が御祓いを終えた後、私達にここについてのことを教えてくれた。
『ここは昔、冤罪で切られた人がいたの。その怨みはとても強かった。幽霊の中で最も危ない色は赤だからね。多分その霊は貴方達に同じめに合わせたかったんだろうね』
と言っていた。
それから数ヶ月、学生はまだその部屋に住んでいて、私も友達の部屋に住んでいる。
もうあの部屋が赤く感じることはない。
怖い話投稿:ホラーテラー 初コメハンターさん
作者怖話