短編2
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赤い部屋(後日談)

俺が見てる別のサイトで『赤い部屋』の後日談が投稿されてたので載せました。

日にちが随分あいた事をここで詫びる。

『赤い部屋』なんてつまんねーやと思ってる人はスルーして下さい。

私が友達の部屋に移ってから暫くすると、大家さんがやって来た。

『新しい人が入って来るから、使って無いならあの部屋に新しい人を入れていいか?』

新しい人をあの部屋に入れるのは、少し可哀相だが、『いいえ』と言うと元の部屋に戻されてしまうと思ったので、了解した。

そして新しい人が入って来た。気の弱そうな学生だった。その気の弱そうな顔を見てると、手伝わなければいけないと思い、友達と共に荷物整理を手伝うことにした。

その部屋に入ると、やっぱりその部屋は赤く感じられた。

しかし手伝っているうちにその学生と話があってしまい、この部屋の忠告をすっかり忘れてしまった。

そしてとうとう夜が来た。荷物整理がまだおわってないし、学生を一人にするのも可哀相だったので、一緒に泊まることになった。

そして夜中、異様な寝苦しさで目が覚めてしまった。

見ると友達も学生もめを覚ましていた。

『なんか寝苦しいね』

なんて話をしてると、いきなり聞き覚えのある音がした。『ザーザー』って音が…

『!!シャワーの音だ!』

私はすぐに気付いた。

暫く私はどうしようか考えていたが、その最中に、学生が口を開いた。しかも一番聞きたくない言葉。

『怖いから付いて来て』

私は行きたくなかったが、学生の怯えた顔を見てたら、仕方なく付いて行く事に決めた。

見に行くとやはりシャワールームが赤かった。そして首なしの影も見えた。私は逃げたい一心だった。

すると

『ドサ』

と音がした。

『!首か?』

と思いシャワールームを見るが、首は無い。

『あれ?』

と思い下を見ると、首があった。

真っ赤な目でこっちをガン見していた。そして口パクで『今度こそ』と言っていた。

私達は急いで隣の友達の部屋に逃げ込んだ。

助かったかと思い、ホッとため息をついた途端、

『ドン、ドン、ドン、ドン、ドン』

と隣の壁から聞こえて来た。頭突きをしているような音だった。

次に気が付いたのは、朝だった。学生は泣きっ面でいて、友達は呑気にいびきかいていた。

私達は相談して、近くにいる祓い屋に来てもらった。

祓い屋が御祓いを終えた後、私達にここについてのことを教えてくれた。

『ここは昔、冤罪で切られた人がいたの。その怨みはとても強かった。幽霊の中で最も危ない色は赤だからね。多分その霊は貴方達に同じめに合わせたかったんだろうね』

と言っていた。

それから数ヶ月、学生はまだその部屋に住んでいて、私も友達の部屋に住んでいる。

もうあの部屋が赤く感じることはない。

怖い話投稿:ホラーテラー 初コメハンターさん  

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