短編2
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崖の女

初めての投稿です。

ある日の夜、仲が良かった男女4人のカップルで肝試しに行くことになった。

場所は飛び降り自殺の名所。

切り立った断崖の真下には人を突き刺すようなゴツゴツした岩が無数に飛び出していた。

車を走らせ目的地に着いたのはちょうど深夜1時をまわった頃。

心霊スポットということもあり肝試しに来た連中が誤って落ちないようにするためか、崖の先端から数メートル前には鎖が掛けてあった。

4人は車を降りて鎖まで近づく。

するとA子がふと口を開いた。

「あれ、人じゃない?」

4人はいっせいに崖の方へ目を向ける。

暗くてよくわからないがたしかに女の人らしき影が崖の先端に向かい動いている。

ただの肝試しのつもりが自殺現場を目撃することになるなんて…

まさかの展開に4人は息をのんでただただ女を見つめることしかできなかった。

「おいおい…まじで飛び降りるぜ。」

Bがそう言った瞬間女の人は崖から姿を消した。

「…!?」

4人は慌てて鎖をまたぎ崖の先端に向かい走った。

いっせいに下を覗き込む4人。

しかし死体らしきものは見つからない。

確かに飛び降りたはずなのにおかしいな…

そう思っていたその時。

『ココダヨ…』

4人は声のするほうへ視線を向けた。

するとそこには白眼を剥き舌をだらんとした女が崖の裏にしっかりとへばり付き4人を見上げていた。

声にならない悲鳴を出し車へ猛ダッシュする4人。

しかしそこにA子の姿はなかった。

ふと崖の方を見るとそこには今にも飛び降りそうなA子の姿が…

そして崖の下からはへばり付いていた女がゆっくりと這い上がってきていた。

3人は急いで車を出し家に帰った。

そのあとA子がどうなったかは誰もわからない…

しかしあの崖にへばり付いていた女の鬼のような人相は今でも鮮明に頭の中に残っており、これからさき決して消えることはないだろう。

怖い話投稿:ホラーテラー +さん  

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