短編2
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山の古井戸

聞いた話

ある山にケンジ君(仮名)とゆう少年が住んでいました。

山はケンジ君やその友達にとっては遊び場て、庭と言っていいほど知らない場所はありませんでした。

ある日、ケンジ君はいつもの様に山に遊びに行きました。

その日は1人で山を歩いていると、古い井戸がありました。

「あれ?こんな所に井戸なんてあったっけ?」

そう思っていると「おお~い!誰かいるのか~?助けてくれ~」と男の声が聞こえました。

「大変だ!誰か落ちたんだ!」と思ったケンジ君は井戸に駆け寄り「大丈夫ですか~?」と声をかけた。

井戸の中は暗く、相当深いのか底は見えなかった。

男「良かった。僕、助けてくれないか?」

ケンジ「僕1人だから、誰か大人を呼んでくるよ~」

男「君が助けてくれ~」

ケンジ「僕1人じゃ無理だよ」

男「君がココに来てくれたらいいから~」

ケンジ「えっ?」

そこでおかしな事に気付いた。

自分の声は井戸中で反射して響いて聞こえるのに、男の声は響いていない。

それに「ココに来てくれ?」って…??

怖くなったケンジは後ろ向きのまま、ゆっくり後退りした。

一歩…「お~い。僕~?」

二歩…「お~い」

三歩…「………」

四歩…ヌゥっと井戸から手が見えたところでダッシュした。

途中で転んだり、枝で腕や脚を切っても走り続けて家まで帰って来た。

後日、友達に聞いたがやはりその場所に古井戸は無いと言う。

ケンジ君はそれ以来、古井戸を見た辺りには行っていないそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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