短編2
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夢の果て

一週間程 同じ夢を見てる。

そろそろ限界だ…

行かなければ良かったと

後悔に浸る。

8月31日

夏真っ盛りに購入した

新古車で毎日あそんでいた。

ただその日は誰も暇がなく一人で山道ドライブで気を紛らわした。

中腹辺りに自販機が並んでおり、

そこで休憩を取る事に。

コーヒー片手、煙草に火着け辺りを見渡すと

脇道の先に小川が見えた。

近付くにつれ

水が澄んでいる事に気付きテンションがあがっていたのだろう…。

時計を見ると13時過ぎ。

小川と思っていたが普通に渓流の様で

上流の方は泳げる深さだ。

周りに人気がない事を確認した俺はパンツ一枚でダイブした。

思ったより水は冷たくなく

裸眼でも底が見える。

その別世界さに夢中で

気付けば16時。

帰ろうかと思った時だ…

上流の方から人が歩いて来る

河原を踏む

「ジャリッジャリッ」

と言う音に妙な悪寒が走る。

一応、遠目ではあるが会釈をし

足早に去ろうとした瞬間

!!!!!!!?

そいつが走って来る

パニックに陥るが敢えて冷静に振り返った。

遠くにいたはずのそいつは

1メートル手前まで来ていた。

遠目では大人に見えたが少年

しかし手足が異様に長い

私がたじろく様を見てか

少年「なにしてんだ?」

と笑みを浮かべ言う。

私は「泳いでたんだよ、綺麗な川だね」

そー言うとニコリと笑ったが無言で目を離さない。

後退りしながら「もう行くね」と言い、

去ろうとした私の手を少年の長い手が掴む。

「一緒に泳ぐ?」

ポツリと呟いた。

振り解こうとしたがビクともしない。

力と言うより金縛りと言うのか…

ヤバい!と思った時に

「何してんだ!!!!」

と自販機の方から人が寄ってくる。

と同時にソイツは

ケタケタと顎を震わせ

猿の様な走りで上流の方へ消えて行った。

「どうしたんだ!!」

と言う人の方を見ると

農家のオジサンだった。

怪訝な顔に妙な安心感を得て

思わず涙が出た。

オ「どうしたんだ?!」

私「綺麗な川だなと思って泳いでたら今の奴が来て…」

私の言葉を遮る様に

オ「今の奴!?どんなんだ!?」

私「え?オジサン見てたでしょ!?」

またパニックに陥りかけた。

オ「だからどんな奴だ!?」

私「手足の長い子供みたいな…」

また私の言葉を遮る。

オ「どうしたものか…」

私「!?何がですか!!?」

文字数が足りないので

また書きますm(_ _)m

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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