中編2
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夢の果て

オ「とりあえず車の所まで行くぞ、君の車だろ?」

私「は、はい…」

静寂を裂く様に

砂利を踏む音だけが響く…

脇道を戻る途中に

首から上がない地蔵が立っていた。

来る途中は気付かなかったのに…

今は異様な迄に存在感を示している。

辺りは薄暗くなっており

自販機の明かりが妙に安心できた

オ「ふぅー…」

それだけを吐いたと同時に古い携帯で電話を掛け始めた。

オ「もしもし、今若い子が川におってね…うん、そいつ見よったんだわ…分かった、待ってます…はいはい」

電話を切り

オ「15分程ここおってくれんか?」

私「え!?いやもう暗いんで帰りたいんですけど…」

オ「そうか、でも行かせれん。死にたないだろ?」

余計訳が分からず声を荒げ

私「いやいや!なんなんですか!?ここにいる方が嫌ですよ!!」

オジサンも

「死にたいんか!?君はアイツを見たんだろ!?山道を降る途中で捕まるぞ!」

その言葉にゾっとした

またアイツの風貌が頭に過る

震えた声で

私「アイツって、アイツは何なんですか!!」

と言うとオジサンはポケットから小銭を出しジュースを買ってくれた。

私にジュースを渡してくれると同時に口を開いた。

オ「アイツは[甦怨童、そおんわっぺ]と言う名だ…君が見たのが本当だったらね」

私「幽霊ですか…?」

オ「ん~詳しくは分からんが、ワシ等は半霊だと思ってる」

私「!!!!!!!?????」オ「訳が分からんだろ?アイツは大正の頃からいてるらしいんだ…何度も封をしたって聞いてるけどな」

車のヘッドライトが見えた

オ「来たか」

一台のセダンが私の車に横付けし、中から二人出てきた。

坊主頭のイカつい兄さんと

60は過ぎてるお婆さんだ。

婆「この子かい?」

オ「あぁ…ハッキリと特徴が合ってるんだ」

そう言うと兄さんが私を睨み付ける。

婆「つよし、やめなさい」

つ「ごめんごめん、憑いてるか思ってな」

強面とは程遠い優しい声だ

婆「えらい怖かったろ?」

と笑みを浮かべ言われ

私「はぁ…。私は帰れますか?」

婆「今日は泊まっていき、夜は奴が盛んだからの」

私「いやいや、帰りたいんです」

すると兄さんが

つ「泊まれ言ってんだろ」

と低い声で呟いた。

私からすれば

暗い山道より不気味な3人の方が恐い… 逃げたかったが…

抜群のタイミングで…

ジャリッジャリジャリジャッジャッと川の方から聞こえて来た。

また足りないですm(_ _)m

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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