中編2
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夢の果て

砂利を踏む音が鳴る度に私は心臓を掴まれる様だった

だが、周りの三人は気付いていないのか喋っている

私は振り返ってみた

首から上がない地蔵の辺りに黒い影…やはりアイツが!

私「うああああ!!」

言葉にならない叫びを挙げて尻餅をついた

婆さんが私の視界を塞ぐ様に立ちブツブツ言い始める

すると兄さんが

「心配すな、婆さんがいるから。車乗るぞ」

と私を立たせセダンへ誘導するが

やはり気になる…振り返ろうとした時

つ「向くな言うとろーが!!」

その怒号に怯み向けなかったが…聞こえてきた

「ケタケタケタケタケタ」

あの音?声?

恐くなり自らセダンへ乗った。

運転席に乗った兄さんから

「やっぱり魅入られたな」

と言われ

私「みいられ?」

つ「気に入られたんだよ」

私「!????」

つ「触れられたろ?」

私「あ!、掴まれました…」

そう言うと兄さんは煙草を吸い始めた

そこに婆さんが来

婆「なんとか退いたわ」

つ「こいつ魅入られてるわ、掴まれた言っとるし」

婆さんが私を見

「とりあえず泊まるな?それから君の車はオジサンが持って来てくれるから、貴重品だけ持っときなさい」

私は見ず知らずの3人が家族の様に感じ安心出来た

言われたままに貴重品をビニール袋に入れセダンで山道を登った

道中の車内で私は落ち着き

婆さんに聞いてみた

私「オジサンから聞いたんですが、甦怨童…」

また遮られた

婆「アイツは生きとるんだ、その名の通りに恨みつらみを糧にしとる半妖半人」

私「え?!人間?て言うかようって妖怪ですか?!」

婆「そうだ、私の先代、先先代からの宿敵でな…一番厄介」

!!!!!?????

車のボンネットに何かがぶつかった

婆「スピード上げえ!」

つ「わかっとるわ!」

私「さっきの奴!!!?」

つ「せや!狸かなんか投げてきよったんじゃ」

婆「君は気にしないで良い」

私はそう言われたが無理

今日ここへ来て半日も経たない間に何が起きてる!?

そう思うと涙が出て

私「助かるんですかね…」

女々しい言葉が出てきた

婆「ちゃんと守ったる、明日の朝には帰したるからな?」

優しく諭す言葉は沁みた

気付くと山の頂き辺りに立つ

立派な屋敷に着いた。

婆さんが降り見渡して私に

婆「もう大丈夫。降りといで」

つ「よく頑張ったな(笑)」

そう言うと大きな屋敷に通された。

文字数オーバーですみませんm(_ _)m

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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