短編2
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夢の果て

大きな屋敷の門を潜ると

これまた立派な玄関に通された

玄関には大きな掛図、像が4体

驚きながらも居間へ通される

婆「ちょっと待っててね」

十分程待っているとご飯を持ってきてくれた

婆「食べながら話聞いてね」

私「はい、ありがとうございます」

そー言うと話始めた

婆「私の家は(神筒姐、しんどうそ)って言う神様の助役をする一門なのよ。普段は相談や除霊をするんだけどね。でも私達の本業はアイツに封をする事、でね?君みたいな人は今までで6人いたの。でも魅入られたのは君ともう一人のおじいさんだよ」

最後の一言が妙に引っかかった

私「魅入られた方はどうなったんですか…?」

婆「…大丈夫、君は絶対に守るから」

ニコリと笑われたが

正直失神しそうなくらい怖かった

私「教えてください。アイツは何者で人間ですか?!幽霊ですか?!人間なら警察に頼めますよね!?」

気が動転してしまいくって掛かったが

婆さんが

婆「これ!気を沈めなさい。人間ならとっくに死んでるよ。もう100歳ほど生きてる事になる…そのくせ風貌は子供。」

私「幽霊なら何で除霊しないんですか!?」

婆「あれは幽霊じゃない。妖怪に近いが妖怪でもない。確立した魔なんだよ」

私は言葉を失った…まるで映画の様な話に

婆さんは続けた。

「私が産まれるずっと前からいたんだと親から聞いたよ」

まだ整備されてない川で遊んでいた男の子が流されて死んだ次の日から現れた。だから目撃者はその男の子だと思っていたが、勿論私の先代達も…でも違った。先先代が供養しに遺体が発見された川岸に向かうと異様な感覚に陥ったらしい。これはただ事じゃないと付き人を待機させて一人で行ったんだと。供養に説く家文を詠み出した時…男の子が向こう岸に現れた。当然相手の様子を見ながら詠むんだが様子が可笑しい…と。憑かれた人から剥がれる様に消え逝く男の子がいる…

先先代が驚きながらも詠みあげると目の前にいたのは

異様な手足の長い獣の様な何かだった。たじろいた先先代は代符と言う魔除けで見を守ったらしいが無駄だったってね。そのまま消えてったんだと」

「先先代は三日三晩、家文を説いたらしい。身の危険て奴だろうね…私も何回感じたか。こんな話をするのは魅入られた君とじいさんだけだよ」

ここまで言うと

婆「つよし、用意できたかー?」

と声を張った。

続きます。まとめて連投したいんですが書き溜めれないんですm(_ _)m

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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