これは、昨日の夜に起こった事です。
夜1時くらいでした。本を読み終わり、そろそろ寝ようかと思っていた時、
言いようがない嫌な感じがしたのです。
本当に嫌な気分…
まるで濁った水の中にいるようなそんな感じでした。
「ヤバい…」
私はそれしか思いつかなかった…
外に出ようか…
友達を呼ぼうか…
どうしよう…
次に頭の中に思い描いたことは、玄関のチャイムが鳴るという予想でした。
「ヤバい、チャイムが鳴る…3…2…1… ああ!鳴る…」
(ピンポーン)
チャイムは本当になりました。
私は自分を落ち着かせようと、言い聞かせるように呟いた。
「偶然よ!誰かが部屋を間違えたか、友達が脅かしてるか…
そうに決まってる!」
私は、玄関の覗き穴から外を伺った。
しかしそこには誰もいなかった…
ただ、おかしいことがありました。
私の部屋の前はエレベーターホールになっていて、エレベーターの階数表示のランプが見えるのですが、そのランプが、動いていたのです…
私のマンションは4階建なのですが、
エレベーターのランプは、
④・③・②・①
①・②・③・④
④・③…
と、上り下がりをずっと繰り返していました…
オチもなければ、怖くもない話をごめんなさい。
だけど私は、心を読んだように鳴ったチャイムと、上り下がりを繰り返すエレベーターが怖くてたまらなかったです…
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話