短編2
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カルテ

先輩から聞いた話しです。

先輩の先輩(Aさん)

先輩(Bさん)

先輩の後輩(Cさん)

として話します。

3人は北海道のある廃病院に肝試しにいきました。

その病院には使われなくなったカルテがあり、それを持ち帰るとそのカルテの持ち主から電話がかかってくるという噂がありました。

病院に行くとこれと言ってなんの怪奇現象もなく、それをいいことに3人はとても調子にのっていました。

すると後輩のCさんが

「これ例のカルテぢゃないっすか?」

とカルテをひろいました。

名前や住所など肝心なところは消されているようでした。

調子にのっていたのでCさんはおもしろ半分で

「これ俺持ち帰ってみます」

AさんもBさんもはやしたてて賛成しました。

そのあと実家に帰るというCさんを送ってAさんとBさんが2人になった時

「ちょっとCをおどかしてやるか」

とAさんとBさんはグルになり非通知でCさんに電話しました。

「私のカルテ返して」

Aさんがそう電話をかけるとCさんは無言で電話をきり、ソッコーでBさんのケータイに電話してきました。

「先輩!!きました!電話きました!」

最初はBさんも

「そーゆーのいらねぇから」

と知らん顔をしていたのですがあまりにCさんが怖がっていたためAさんとグルになっていたずらしたことをCさんに話しました。

「もーまじ勘弁して下さいよ」とかなり安心したようでした。

「3回も同じ電話かかってきたから本気でびびったぢゃないすか」

AさんとBさんは1回しか電話していないのです。

しかしいくらCさんに言ってもCさんは全く信じなかったということでした。

翌日Cさんの親族の方がなくなったとか…

怖い話投稿:ホラーテラー オフロスキーさん  

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