短編2
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死の予知夢

「やっと帰れるよ。」

私は、高校2年生、やっと今部活が終わった所で、帰り道の途中だった。

腕時計を見ると、時間はもう既に午後8時を回っていた。

早く帰らないと。

だけど何か怖かった。

歩いて帰りたくなかった。

歩いて帰るのはいつもの事なのだが、今日は何か歩きたくない気分。多分いつもの私の気まぐれだ。

その気まぐれで、私は電話ボックスに駆け込んだ。そして、電話をかけた。

「母さん?迎えに来てくれないかな?今A町のB通りにいるんだけど?」

もちろん、母の答えはノ―だった。

「もう、何言ってるの。歩いて帰ってきなさい。どうせまた貴方の気まぐれなんでしょう?」

「で・・でも・・。」

「でもも何も無いの。歩いて帰ってきなさい。私は迎えには行かないからね。じゃあね。」

プツン。

ツ-ツ-・・・・。

やっぱり駄目だった。

だから仕方なく私は足を進めた。

いつも通る暗い夜道。いつもと何も変わらないはず。何をそんなに怯えているんだ?私は。

そんなことを思いながら歩いていく。

トントン

肩を叩かれ、思わずビクッとする。

「何ですかッ!!」

少し怒ったように振り向くと、怪しい男。

男は何も言わず、ニヤァと恐ろしい笑みを浮かべながらナイフを振り下ろした。

「キャアアアアアッ!」

―ガバッ

「夢か・・・。」

本当に怖かった。

リアルだった。

「夢でよかった・・・。」

そして、その日も元気に一日を過ごすのだった。

―帰り道

「やっと帰れるよ。」

腕時計を見ると、時間はもう既に午後8時を回っていた。

早く帰らないと。

だけど何か怖かった。

歩いて帰りたくなかった。

歩いて帰るのはいつもの事なのだが、今日は何か歩きたくない気分。多分いつもの私の気まぐれだ。

でも、これはどこかで見たような、聞いたような気がしてならなかった。

その気まぐれで、私は電話ボックスに駆け込んだ。そして、電話をかけた。

「母さん?迎えに来てくれないかな?今A町のB通りにいるんだけど?」

と私が言うと、母は、こんな時間だからね、といって、すぐに迎えに来てくれた。

車に乗る。

「母さん、今日はね・・・?」

母に学校での話をしようとしたとき、帰る道で、呆然とただこっちを向いている男がいた。

私を殺そうとした男・・・!

『夢とはちがうんだよ』

怖い話投稿:ホラーテラー 石動さん  

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