短編2
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ノック

 以前「土地神様」という話を投稿したものです。

さほど怖くはないと思いますが、最近あったので。

 仕事から帰ると、父母が、さっき玄関ノックした?と聞いてきます。田舎の家ですので玄関というより網戸の軒下なんですが。

聞くとここ2週間ほど、9時45分、11時45分に誰かが「トントン」と玄関を叩くそうで。。

でもこの辺から聞こえる、という父の指さす方が、完全に網戸なので、トントン言うわけないんですよね。

 家族で考えたところ、昨年のお盆以後、今まで供養してきた祖母方のお墓を、永代供養とやらで位牌をお寺に預けて今後

お墓参りをせずに済むようにお願いしてきたことが判明しました。

 お寺に預けたといってもやはり亡くなられたご先祖様はずっと身内に供養してほしくて知らせにきたのかな、と解釈しました。

などど話しているうちにノックはなくなりました。そういうことも念頭に入れてお線香をあげていたからかな、と思っていた矢先、

私の部屋(田舎特有のプレハブ的な個室)にノックがありました。12時少し前です。夏場なので網戸です。なぜコンコンと聞こえるかわかりません。。

 何か伝えたいことがあったのでしょうか。先日の彼岸でも家族はきちんとお墓参りをしたので、以後何もなくなりましたが、不可解な出来事だったので投稿させて頂きました。謎の解明、オチはありません。

読んで頂いた方々、ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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