短編1
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処刑法廷

先日「ギロチン」について投稿した者です。今回は、十三世紀のドイツに実在した ある秘密結社についてお話します。

その時代 領主の統治が及ばない地域では 治安も悪く 私腹を肥やす権力者や 我が物顔で暴れまわるならず者共に 人々は苦しめれていた。

そんな 卑劣な悪党を 独自の裁判に掛け、有罪ならば即刻 絞首刑に処した者達。

その名は 「聖フェーメ団」

ある時、突然、被告となった者に召喚状が届く。「裁判を行なう、出頭せよ」と(但し 三回まで)

深夜の野外で行なわれる秘密裁判で被告が有罪となると、その場で木に吊され、幹には判決文がナイフで突き刺された。

また、出頭命令を無視し続けた者は国外追放となるが、追放された被告を三人以上の聖フェーメ団員が捕らえると、即刻処刑出来たという。

彼等は その性質上、非常に秘密性が高く、団員も規約も、全てが 謎である。

罪人にとっては、いつ 何処で 誰に殺されるか分からないという恐怖が、常に付き纏っていた。

彼等 聖フェーメ団は 十六世紀以降 国家権力が整備され、治安維持と裁判がまともに機能し始めてから、その役目を終えたという。

怖い話投稿:ホラーテラー 嵐山で岡っ引きを見た男 島田紳助さん  

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