短編1
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Mike

わたしはミケと言う猫と暮らしていた。

動物病院の前に捨てられた子猫だった。

そこに勤めているトリマーが長年の友人で、頼み込まれて一緒に暮らすようになった。

毛色は普通の三毛猫だが、瞳はシャム猫と同じスカイブルーの子猫。

性格は几帳面で、いつもと違う事がイヤなタイプ。

イヤな事があると、ヒステリックになり、わたしのお気に入りのセーターを咬んだり、赤ちゃんみたいに吸ったりして、

ミケに提供する事態になった。

また、車で東京から軽井沢の会社の別荘まで一緒にドライブした時には、いつも使っている猫トイレの容器と猫砂を持っていかないとずっとトイレをガマンしてしまう子猫だった。

別荘では、友人のシーズー犬と仲良くなって団子になって寝ました。

ミケはわたしがシチューを作り上げて、コンロの火を消し忘れたとき、まるで話してかけるようにニャゴニャゴ鳴いて、じっと鍋を見つめて教えてくれました。

母方の祖母が亡くなった時も、訃報を知らせる電話の直前に、急にニャゴニャゴ鳴いて異変を知らせるように、電話の回りをウロウロしていました。

彼氏が来ると、ピンポーンと鳴る前に隠れる。

家族と同じに思っていたのに、彼氏と同棲して別れる時、成猫となったミケは彼氏の家から出る際に頑としてキャリーケースに入らず、わたしだけ泣く泣く出ました…。

怖い話でなくm(_ _)m

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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