中編6
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知らない手紙

長文です

初投稿になります。

誤字、脱字があるかもしれませんが、よかったら読んでください。

「ん?ポストに封筒が…誰からだろう」

その日は仕事から帰り、疲れていて一刻も早く寝たかった。

ちなみに僕は毎日日記を書いている。これは小さい時から続けており、これをしないと寝れない性格になってしまっていた。

「4月12日、今日も疲れた…早く会社に慣れないとやっていけない…何か良いことないかな」

日記を書き終え、封筒など気にせずにその日は寝た。

今僕はマンションで1人暮らしをしている今年から社会人の新入社員だ。

住んでいるマンションは前の住人が急に居なくなったらしく、家具なども残っていた。

しかも僕の趣味にピッタリで、とても綺麗でお洒落で、家具付きの物件を探していた僕としては、申し分なかった。

ベッドのシーツなど最低限の物は替えたが

「そだそだ、封筒来てたんだ」

朝目が覚めて昨日届いた手紙を手に取る。

差出人の名前は書いていない。だが住所は書いてある。怪しい…とゆーか気持ち悪い。

僕はとりあえずゴミ箱に手紙を捨て、仕事に向かった。

1週間後

「あ、また来てるよ封筒…」

今日も仕事から帰ってくるとまた封筒がポストにあった。

また差出人不明

「誰かの嫌がらせか?でもまだこっちに来てから2週間も経ってないぞ。知り合いなんてほとんどいない。前の住人宛か?」

っと考えながらまたゴミ箱に捨てる。正直怖かった。管理人に言おうか、迷ったが疲れているし、そのうち無くなるだろうと思い、その日は寝た。

次の日

朝会社に行く途中で事故に巻き込まれた。

自転車で駅に向かおうとしている所で車に当てられた。

幸い大したことはなく軽い捻挫程度で済んだ。

会社に電話した所は念のため病院に行って、ちゃんと診てもらって今日は休みなさい。

との事だったので病院に行き、昼過ぎには自宅へ帰った。

時間が出来た僕はとりあえず汚くなっていた部屋を掃除した。

「ん?そういえばこの封筒」

ここに来てからゴミを出してなかったのでゴミ箱には最初の封筒と今日の封筒があった。

「ちょっと見てみようかな。」

時間が余っていた僕は暇潰し程度の気持ちで最初の封筒を開けた。

中には手紙が入っていた

「やあ、久しぶりだな。元気にやってるか〇〇(僕の名前)?いい物件だろここ。俺は今のところ元気だ。もしこの手紙が届いたらちゃんと返事を返してくれ」

………なんだ…

何で僕の名前を知ってるんだ…

この物件のことも何故知ってる…

ただの嫌がらせか?

それとも霊的な?

だから前の住人が突然居なくなったのか?

ありとあらゆる妄想で頭がいっぱいになり、体はブルブルと震え、嫌な汗が出た。

だが恐怖心と好奇心からもう一枚の封筒を開けた。

「明日、お前は事故に遭う。怪我は大したことはないが十分気をつけろ。出来ることなら今日はバスで駅に行け。それならもしかしたら事故に遭わないかもしれない。それよりも返事をくれ」

もう僕は恐怖で頭がいっぱいになった。

ガタガタ震えて頭はパニック…

今日の日記

「4月20日、今日は事故にあった。

怪我は大したことはない。それよりももっとヤバい事が…。

知らない奴から手紙が来てる。

今日読んだら今日の事故のことが書いてあった。しかも僕の名前を知ってる。

何なんだ…怖い…」

僕はブルブル震えながら、明日の為に寝た。

昨日の事もあり、あまり寝れずに家を出た。

昨日の事があったため、今日はバスで駅に行き、会社に出社した。

「おはよう〇〇!聞いたぜ、昨日事故ったんだってな。大丈夫なのか?てか顔色も悪いぞ」

この人は僕の同期で最近付き合いのある同い年の男。仮にAとする。

Aは軽い口調で挨拶をしてきた。

「あー、おはよう。怪我は大したことはないよ。今日寝不足だからちょっと顔色が悪いのかな」

っと曖昧な答えを返した。

「そっかぁ、まーまだ社会人になって慣れてないし、仕方ないか。俺もたまに寝れないもん。そだ、今日仕事終わったらお前んち行っていい?明日休みだし飲もうぜ♪」

そんな気分にはとてもなれないが1人にはなりたくなかった。誰かがいれば少しは気が紛れるだろうと思い

「いいよ。久しぶりに飲むか」

と返し、仕事に戻った。

仕事が終わり、Aと一緒に近くのスーパーに寄り、酒とつまみを購入。

家に着くまで二人で将来どうなりたい、出世したいだの他愛もない話をして帰宅した。

「ここが〇〇の家かー。いい所じゃん。うわーこの家具めっちゃセンスいい。高かったろ?」

などと言い、部屋を物色するA。

「そんなことはないよ。それより早く飲もうぜ」

っと話を反らした。家具付きの部屋なんた言いたくなかった。

これはただの見栄だが(笑)

それよりも飲んで明るい気分になりたかった。

「じゃ、今日も1日お疲れ様ー、カンパーイ」

「カンパーイ」

こうして男二人の飲み会が始まった。

最初は仕事の事、上司の事、家族の事、学生時代の事などまだお互いにあまり知らない情報を交換した。

まだ付き合い浅いAだが、僕には凄く話しやすく、親しみやすくて、このままずっと友達でいたいと思う程にいい奴だった。

ほろ酔い気分になった所でAが口を開いた。

「そういえば事故ってどうゆう事故だったんだ?」

「ああ、ただチャリに乗ってたら行きなり車が出てきてさ、軽く接触しただけで捻挫ですんだよ。それよりも…」

「それよりも?」

しまった…つい口に出てしまった。でも誰かに言いたい。言えば少しは楽になるかもしれない。僕は自分が止められなかった。

「なんだよ、早く言えよ。」

Aが興味を持っている。もういいや、言っちゃえ

「あのな、馬鹿にしないでくれよ。先週封筒が来たんだよ。

宛名不明の。

気持ち悪かったから捨てたんだ。でも一昨日また封筒が来たんだ。

ただの嫌がらせか間違いだと思って無視した。

で、昨日事故に遭っただろ?それで時間出来たから暇潰しに封筒開けたんだよ。

そしたら俺の名前とか書いてあって……昨日の………じ……事故の事も書いてあったんだ」

「はあ?本当かよ。事故って頭でも打ったんじゃねーか(笑)」

だよな、普通はこーゆー反応だよな。でも証拠がある以上、事実なんだ。

「じゃ見てくれよこの手紙」

Aは手紙を手に取り読み始めた。

「マジかよ、これお前が書いたんじゃないの?」

「そんなのするわけないっしょ!誰が得するんだよ。本当に気持ち悪くてさ…」

またブルブルと震えが止まらなくなってきた。

それを見たAが

「よし、こーなったら返事出してみようぜ」

コイツ…馬鹿か

「だって気になるじゃん。それに返事くれって言ってる訳だし。そだ、俺が返事書いてやるよ。」

コイツ…早くなんとかしないと

「いやいや、ヤバいって、どうなるかわかんないし」

「大丈夫、俺に任せろ」

っと言ってAは手紙を書き始めた。

内容はこうだ。

「初めてまして〇〇です。てかお前誰なんだよ。答え次第では警察呼ぶぞ」

最初の一文が気に食わないが、まーこれくらい強気の方がいいかもしれないな。

っと思い、渋々了解した。で、翌朝、ポストに入れた。

今日の日記

「4月21日、今日はAとうちで飲んだ。いやー楽しかった。やっぱりコイツと友達になれてよかったと思う。

で、Aのおかげ?かわかんないがあの手紙に返事を書いた。本当に馬鹿げてるな(笑)

まーでも少しは気が楽になった。返事来たら嫌だな…なんて返ってくるんだろう」

1週間後

……うわっ

そう、またあの封筒

「マジかよ、来たよ。でも今回は見るしかないよな。」

っと恐る恐る封筒を開けた、また手紙が入っていた。

「最初に返事ありがとうな。よかった、返事来て安心した。まーびっくりするよな、俺も最初はびっくりしたさ。

でもこれはお前の為なんだ。だからこれからも手紙は送るからな。

まずまだ俺は誰なのかは言えない、そして怪しい者じゃないし、お前に危害を加えたりしないから安心しろ。

ただ一言いいか、1日1日を大切にしろ。ただそれだけだ。

また手紙を出す。」

本当に何なんだ…

言ってることが今一分からない…

とりあえずAに報告だな

「うお、マジかよ、なんか凄い展開になってきたな(笑)でも内容見るかぎりいい奴そうだし、様子見てみろよ。」

自分じゃないからって適当な、でも不思議と恐怖心は前よりはなかった。

まだちょっと怖いが

でもこの送り主、本当になんなんだ?

その時の僕にはまだ、ただ疑問に思うことしか出来なかった…

ごめんなさい

続きます

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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