とても現実離れした話なので信じろと言っても無理かもしれません。
馬鹿馬鹿しいと思う方も多いと思うのでそれでも構わないという方だけ読んで下さい。
私には兄と姉がいて兄弟みんな怖い話が大好きで、これは兄に聞いた話です。
兄が働いている会社に実際いた方の話しらしいです。
昔兄が入社したばかりの頃とても優しくて面倒見のいい先輩がいたそうです。(仮にAさんとします。)
うちの兄の会社はコピー機などの販売と修理をおもにやっています。
そのため修理しによく行くのですが修理できなかったりどこが原因かわからなかったりすると兄もふくめみんなAさんに助けを求める電話をかけるのだそうです。
というのもAさんには超能力的なものがあり機会をみなくてもどこが悪いのか電話だけですべてわかるのだそうです。
しかも機会の状況や種類などの説明も一切必要とせずに。
なのでAさんは会社にとってとても必要な存在でした。
ある日Aさんが会社をやめることになりました。
やめてもらいたくない上司は理由を聞きました。
すると
「自分は高僧の魂の生まれ変わりで輪廻転生の時2つにわかれた。もう一人の片割れを探しに旅にでなければならない。琵琶湖に大魔王がやってくる。そのときに2人で戦うためだ。」
と言ったそうです。
いくらとめてもきかないので上司は認めました。
兄には霊能力をもつ主婦の知り合いがいるのですが、しばらくしてAさんの話をその主婦の方に話しました。
「あら!!アタシのところにも同じことを言ってる人がたずねてきたわよ。」
その後2人が会えたかどうかはわからずじまいです。
怖い話投稿:ホラーテラー オフロスキーさん
作者怖話