瓶詰めの手紙。三本目、四本目

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瓶詰めの手紙。三本目、四本目

『瓶詰めの手紙。三本目』

…手紙一枚目…

アキも還ることを快く承諾してくれました。只もう少し、きちんと決心が付くまでもう少し待ってくれと言われたので、もう少し待つことにしました。

お父様、お母様。

もう少しです。もう少しでお二人の元へ還る事が出来ます。

あぁ、お父様とお母様のお優しい笑顔が見えます。僕達の家も見えます。

もう少し、もう少しで還れるのですね。 きっと神様のお導きでしょう。こんなにもはっきりと見えるのだから…

…手紙二枚目…

こうやって書いてきたお父様とお母様への手紙もこれで最後に成ります。

鉛筆が残り少なくなってきたのも有りますが、もうすぐ還れるのですから手紙も必要ないでしょう。

あぁ、アキの決心はまだ付かないのだろうか。

心はおろか体までも汚れてしまわぬ内に早く還ろう。

吉永 太郎。

『瓶詰めの手紙。四本目』

お父さま、お母さま。

ぼくたち兄弟は元気にすごしています。

なので早く助けにきてください。

おねがいします。

吉永 秋。

怖い話投稿:ホラーテラー ジャムおじさん  

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