短編1
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蒼い女と黒い子供

この話は俺の彼女のおばさんが高校生の時に体験したお話しです。

当時おばさんは大阪の某高校に通っていました。

おばさんはバスケ部に入っていて部長でした。

部活の練習が終わると片付けをするのは部長の仕事だったそうです。

その日もいつものように部活の後片付けをしていました。

部員も皆帰ってしまい気づいたらもう残っているのは自分1人だったそうです。

さっさと片付けて帰ろうと思った時でした。

薄暗い体育館の隅で水の滴る音が聞こえてきたそうです。

「ピチャ…ピチャ…」

おばさんは音のする方に近づいていったそうです。

でもすぐに音は消え今度は後ろからバスケットボールをドリブルの音が聞こえてきたそうです。

びっくりして振り返るとそこにはただボールが転がっているだけでした。

もしかしたら

体育館の倉庫から転がってきたのかもしれない、そう思ったそうです。

そしておばさんは体育館倉庫へ入りました。

入った瞬間なぜか倉庫のドアがしまり鍵がかかりました。

当然内側からあける事は出来ません。

幸いにもおばさんは携帯を持っていたようです。

すぐに学校(職員室)に電話してバスケ部の顧問にきてもらったそうです。

続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー シガレットさん  

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