短編2
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怪文書

高校1年生のI君

彼の元へ封筒に入った手紙が届いた

差出人は同じクラスのK君

『あいつが手紙?何か似あわねぇな』

I君は二階の自分の部屋へ上がり、封筒を破って中身を見ようとした時、中身の手紙を落としてしまった

『今行く』

授業用ノート大のその紙に大きく3文字でそう書かれてるのが見えた

『なんだこりゃ?』

I君は手紙を拾った

顔が青ざめた

『今行く』という文字

その3文字は、小さな『殺』という文字で形成されていた

殺 今行く

『今、殺しに行く』

『ひっでぇ悪戯だな…あいつこんな事するような奴だっけ…?』

家のインターホンが鳴る

……

………まさかね。

『はーい』

一階に一人いた母の声

『…ちょっとたちの悪いドッキリだな…Kだったらシバイてやるかな』

その時だ

『Iー!!K君が来てるわぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!』

階下からの母親の断末魔は10秒くらい続いて消えた

『…は?』

状況が全く読めない

階段の軋む音

『…まさか……』

二階へ上がって来た足音はI君の部屋の前で止まった

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドドンドンドンドンンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

『随分凝った悪戯だ』

そう言って布団の中でうずくまるI君の体は軽い痙攣の様に震えていた

怖い話投稿:ホラーテラー 海津マサルさん  

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