とあるサイトで知り合った三人の中学生がいた。
三人はあるサイト内で盛り上がっていたのだが、夜も更けたのでそろそろ落ちることにした。
その夜。
うち一人の少女がふと目を覚ます。
何故か部屋はボンヤリと明るい。
パソコンが付いている…?
さっき確かに電源を落としたハズなのに!?
恐る恐る画面を覗いて見ると、何故かホラーサイトに繋がっている…
初めて見るサイトだ。
震える手でマウスを操り、投稿を読んでみる。
「何…コレ…」
さっきまでパソコン越しに楽しく会話してた内容が、このホラーサイトに投稿されているのだ。
自分の身長や部活のことまで載っている。
一体何故…?
震える手でコメント欄に書き込む。
『まだ起きてますか?』
送信ボタンを押した後、返信を待つ間に先ほど楽しく会話していた筈のサイトのURLを探す。
…無い。
いや、あるにはあったが、URLの全ての履歴が、このホラーサイトの物だったのだ。
少女はゾッとしながらも返信が来たか確認してみた。
03:06 ○○さん
起きてるよ。どしたの?
寝れない?
○○は、先程会話してた少年のHNだ。少女はホッとしながらキーボードを叩く。
『さっき一緒にぉ喋りしてた○○ダケド、このサイトで喋ってたっけ?』
そしてまた数分待つ。
03:18 ○○さん
ずっと同じとこでしゃべ
ってたよ?なんで?
少女は驚いた。
何故?私は初めて見るサイトなハズなのに!
気味も悪いし、もうこのまま電源を落としてしまおうかとも考えた。
だが、自分の勘違いかもしれない、と再びキーボードを叩き出す。
『私、このサイトわ初めて来たはずなんですケド、○○さんとはさっきもぉ話してますょね?ドコのサイトで話したんだっけ?』
03:26 ○○さん
さっきからここだよ。こ
こにいるよ。ここにいる
よ。ここにいるよ。ここ
ここここコココココココ
少女は驚いてすぐ電源を落とした。
その瞬間───
少女は真っ暗な中に閉じ込められた。
身動き一つ取れない。
次に少女が視界を得るのは、誰かがパソコンを開いてくれた時だろう。
知りたいか。
それを知るには勇気がいるぞ…
※ふと思い浮かんで書いてみたんですが、もし不快に感じる方がいらっしゃれば速やかに削除致しますm(__)m
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話