短編2
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ホラーサイト

とあるサイトで知り合った三人の中学生がいた。

三人はあるサイト内で盛り上がっていたのだが、夜も更けたのでそろそろ落ちることにした。

その夜。

うち一人の少女がふと目を覚ます。

何故か部屋はボンヤリと明るい。

パソコンが付いている…?

さっき確かに電源を落としたハズなのに!?

恐る恐る画面を覗いて見ると、何故かホラーサイトに繋がっている…

初めて見るサイトだ。

震える手でマウスを操り、投稿を読んでみる。

「何…コレ…」

さっきまでパソコン越しに楽しく会話してた内容が、このホラーサイトに投稿されているのだ。

自分の身長や部活のことまで載っている。

一体何故…?

震える手でコメント欄に書き込む。

『まだ起きてますか?』

送信ボタンを押した後、返信を待つ間に先ほど楽しく会話していた筈のサイトのURLを探す。

…無い。

いや、あるにはあったが、URLの全ての履歴が、このホラーサイトの物だったのだ。

少女はゾッとしながらも返信が来たか確認してみた。

03:06 ○○さん

起きてるよ。どしたの?

寝れない?

○○は、先程会話してた少年のHNだ。少女はホッとしながらキーボードを叩く。

『さっき一緒にぉ喋りしてた○○ダケド、このサイトで喋ってたっけ?』

そしてまた数分待つ。

03:18 ○○さん

ずっと同じとこでしゃべ

ってたよ?なんで?

少女は驚いた。

何故?私は初めて見るサイトなハズなのに!

気味も悪いし、もうこのまま電源を落としてしまおうかとも考えた。

だが、自分の勘違いかもしれない、と再びキーボードを叩き出す。

『私、このサイトわ初めて来たはずなんですケド、○○さんとはさっきもぉ話してますょね?ドコのサイトで話したんだっけ?』

03:26 ○○さん

さっきからここだよ。こ

こにいるよ。ここにいる

よ。ここにいるよ。ここ

ここここコココココココ

少女は驚いてすぐ電源を落とした。

その瞬間───

少女は真っ暗な中に閉じ込められた。

身動き一つ取れない。

次に少女が視界を得るのは、誰かがパソコンを開いてくれた時だろう。

知りたいか。

それを知るには勇気がいるぞ…

※ふと思い浮かんで書いてみたんですが、もし不快に感じる方がいらっしゃれば速やかに削除致しますm(__)m

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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