長編8
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邪霊の巣窟4

投稿間隔が長くてごめんなさい。

続きです。

  肝試し当日の夜、自分は少し後悔していました。

 皆を無理にでも止めるべきだったかもしれない・・Aが行ってるのに自分は怖いからという理由で行かないなんて最低ではないのか?・・と。

 自室で悩んでいると下の階から電話が鳴り始めました。

両親が中々電話を取らないので自分が電話に出ると・・、   「あ!!T?Aが・・Aが・

・大変なんだよ!!とにかくすぐにきて!!」 電話はRからでした。

 「大変って・何がおきたの?Aはどんな状態なの?」        「とにかく助けて!!今神社なの!1早く来て!早く!!」      自分は最悪の事態になったと思いました・・。

 自分が臆病なせいでAが大変なことになったと激しく後悔しました。

  もう恐怖心よりAのことが心配でたまらなくなり、神社に行く決意をしました。

しかし自分一人が行ってもどうも出来ないかもしれない・・・。

自分は少し悩みましたが両親に相談することにしました。

初めからこうすれば良かったのですが。

言えばMとかに大人にいいつけた卑怯者と罵られ皆に・・Aに嫌われる。

そんな自分勝手で自己保身的な考えで言えずにいました・・・。

自分は自己嫌悪な気持ちでいっぱいでした・・・。

   本当は兄に相談したかったのですが兄はあの事件の後も霊現象に襲われていました。

どうやらあの事件の影響は兄のほうが深刻だったらしく、退魔士関係の本山(どう表現したらよいのか解からない為、とりあえずこう呼ぶことにします)で浄化されることになり今はいないのです。

兄は出発時に。

         「俺はあっちに行くからこれはお前が持ってな。

一つより二つの方が効果あると思うから」   とお守りを渡してくれました。

        両親に言うと二人は物凄く慌てて       「町の人たちを集めてあの人たちに連絡しよう。

お前は絶対に家から出るなよ!!」      と言ってでていきました。

しかし自分もAや皆が心配でたまらなかったので一足先に神社へむかいました。

      しかしその時気づけばよかったのです。

    自宅の電話番号はAから聞いたりクラスメイトだから知ってても不思議じゃありませんが・・。

 どうやって神社から電話をかけた?      あの頃はまだ携帯もそこまで普及しておらず、クラスの皆は誰ももっていませんでした。

    入り口の鳥居にたどり着いたもののその不気味な雰囲気はそのままで入るのに躊躇してしまいましたが意を決して入りました。

         恐怖に震えながら進んでいるとあの悪霊たちが姿を見せないので不思議に思いました。

神社の境内は静かなものでした。

 いや・・静かすぎたんです。

何か起こっているなら皆の叫びなり悲鳴なり聞こえてくるはずです。

さらに進むと誰かが座り込んでいるのが見えました。

よく見てみるとAでした・・。

自分はすぐに駆け寄って      「A!!大丈夫?何があったの?皆は?」   とAの肩を抱きながらききました。

      「あ・・T・・。

う・・うう・・」      とAは泣き出してしまいました。

       「一体何があったの?怪我とかはない?皆はどこにいったの?」    「わかんないよ・・しばらく歩いていたら皆急に無口になって先に行っちゃって・・追いかけようとしたら転んじゃって・・いくら叫んでも答えてくれなくて・・そしたらへんな子供が出で来てここまで引っ張られて・・・」      自分はそれを聞いてまずいと思いました・・。

あの時と酷似してる・・とあの電話の事もその時気づきました。

     とにかくAを連れてここから出よう・・そう思って振りかえると・・。

 子供が2~3人こちらを見つめていました・・。

 しまった!!と思いAを立たせて逃げようとして気づきました。

    その子供たちは表情があの時の子供と違うんです。

怒った顔でこっちをみていました・・。

  「あの子たちだよ・・私をここまで引っ張ってきたの・・・」     Aが涙声で言いました。

「帰れ」       「ここから早くでていけ」         その子供たちが自分らにそういいました。

どうして?と自分が子供たちを見ていると・・。

   知ってる・・俺はこの子たちを知ってる・・。

・ そう感じた瞬間・その子たちが誰かわかりました。

あの時巻き込まれた兄の友達でした・・。

 「あぁ・・そっか・・そうなんだ・・君たちがAをここまで連れてきてくれたんだね?今、悪霊から守ってくれてるんだね?」        自分は泣いていました。

そしてAに      「あの子たちは大丈夫だから・・今のうちにでよう・・・大人たちも後でくるからそれから皆をさがそう」       と言って落ち着かせました。

Aは素直に頷き歩き始めました・・。

   ところがいきなり周りの空気が変わったのです。

Aもそれに気づき足を止めました。

そして周りを見ると・・悪霊たちが自分たちを取り囲む様に立っていました。

    「ひっ!!」     「きゃああああ!!」 ほぼ同時に悲鳴を上げその場にへたり込んでしまいました・・。

あの子達が抑えていてくれたのが限界がきてしまったのでしょうか?自分たちはお互いを抱き合い恐怖に震えるしかありませんでした・・。

       しかし・・悪霊はこちらに近づいてこようとはしませんでした・・。

  自分はすぐにお守りがあるからだと気づきましたAをみるとちゃんと腕にお守りをしていました。

お守りが二つあるから効果も高いのでしょうか?それ以上近寄ってこれないみたいでした。

   「A・・走るよ・・お守りがあるから何とかなるかもしれない・・いい?止まったり振り返らないように走るよ」    とAに言いました。

Aも頷き手を固く繋ぎました。

自分はその辺の棒切れを掴んで無駄な事とは思いながらもそれを振り回しながら走りました・・。

悪霊たちが追ってきているのを背中越しに感じながらも走りました。

そりて鳥居が見えてきて  

「鳥居を潜れば大丈夫だから!!もうすぐで逃げられるよ!!」    とAに声をかけながら走り続け、ついに鳥居を抜けました・・・。

   逃げ延びた安堵感でいっぱいになり二人してその場に座り込みました。

 しかし        顔を上げるとなんと悪霊たちがすぐ傍まで来ていました。

かなりの数がいたと思います。

あの時は4~5体くらいだったのに・・。

浄化が少しづつ行われて数は減っているはずなのに・・。

   しかもどうして神社からでてこられるんだ?お守りを持っているのになんでそこまで近寄れるんだ?さっきまで大丈夫だったのに・・・・。

  恐怖に震えながらもそんが考えがうかびあがってきました。

そして悪霊たちが自分らにさらに近寄って来たのです。

   「いゃああああ!!なんで?どうして?私たちが何をしたっていうの?許して!!許してよぉおお!!助けてー!お母さん!お母さん!」   Aが泣き叫んでいました

自分も叫んで助けを飛びましたが誰も気づきません・・それどころか街灯や民家の明かりなどが一切無いことに気づきました。

        悪霊が自分らを引きずり始めました・・。

   自分はあの時の様に  「あぁ・・俺・・これで死んでしまうんだろうなぁ・・」       と考えていました。

Aは気を失ったのかもう叫んでいませんでした。

  自分らが鳥居の中に引きずりこまれ始めた時、 バチ-ーーーン!!  と大きな音がしました。

その音に我に返り周りを見ると悪霊たちの姿は無く街灯や民家の明かりも見えていました。

Aも突然のことに呆然としていました・・。

     「え?助かったの?」 と自分らは顔を見合わせました。

すると腕につけていたお守りが二人とも壊れているのに気づきました。

まさかこれが身代わりに?と考えていると向こうから大人たちがやって来ました。

    その中には退魔士の人たちやなんと兄もいたのです。

自分は事情や状況を話しました。

きついお叱りも受けましたが皆優しく迎えてくれました。

 中に残ってる人たちを連れ戻すために退魔士と大人たちが行くことになりました。

それとなんと兄も同行するらしいとわかりました。

      「俺も無関係じゃないしな、俺をきちんと浄化するにはもう一度入らないといけないらしいし」 と言ってました。

そして・・自分も同行を希望しました。

当然のように大反対をされましたが自分の責任でもあるし・・そしてなによりも絶対に自分で確かめないといけないことがあるからでした。

自分も一歩も譲らず頼み込んでいると   絶対に単独で行動しない事、皆から離れないことを条件に了承してくれました。

Aをみるとどうして自分が行こうとしているのか。

確かめたいことがなんなのかを解かっているようでした。

   自分は恐怖心を振り払いながら皆について再び神社の中に入っていきました。

         道中、兄に兄の友達のことを話すと兄は涙を流しながら        「うん・・そうか・・あのな・・あいつら・・ついこの間・・息を引き取ったんだ・・俺のとこにも来たよ・・そっか・・お前を守りに行ってくれたんだな・・ありがとう、ありがとう・・」    兄は泣きながらあの子達にお礼を言ってました。

自分も泣きながらお礼を言いました・・。

 そしてしばらく歩いていると兄に変化がでたんです。

いきなり倒れこんで苦しそうに顔をゆがませていました。

     よく見ると兄に悪霊が圧し掛かっていました。

すぐに退魔士の人が除霊を施したのですが中々払えませんでした。

数人掛りでやっと払うことが出来ました。

その後・・クラスメイトは神社のご神体(と思われるもの)の前で見つかりました・・中は血の海でした。

自分はたまらず嘔吐してしまいました。

すぐに救急車が呼ばれ運ばれていきました・・幸い重傷ではあるものの命に別状はないとの事で少し安心をしました。

しかし霊が肉体に直接傷をつける事ができるのかと疑問に思いました。

そして・・神社の裏の大木でMが遺体で見つかりました。

自分は見るなと言われて見ておりませんが自分が確認したかったのはこれの事だったんだと改めて認識しました。

理由は後ほど語ることにします。

     それからもうこのままにしてはおけないと退魔士の人たちが大掛かりな浄化を行うことになりました。

本来はまだ変質しているとはいえ神がいる状態なので少しづづ行い、神っを徐々に元の姿に戻していくのが最善だったらしいのですが事は急を要する為にやむを得ず行うことになったそうなんです。

        数日後・・その浄化の儀式が始まりました。

自分はTVなどで除霊儀式などを見たことありますが、全く規模が違いました。

自分とAも当事者なため参列することになりました。

自分はこの光景を一生忘れることはないと思いました・・。

    この事件ですが死者でたににも関わらず新聞沙汰などにはなりませんでした。

どうやら退魔士関係の人たちや町の人たちが根回ししたようでした。

自分は事実を知ることでの感染を防ぐ為だと思っていましたが別の理由もあったのです・・。

  その理由も先ほどの自分のことと同様にこの数年後に判明することになりました・・。

今回の事件の真相も・・・。

   続きます。

     

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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