中編3
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『トゥルル』

前住んでいたアパートでの出来事です。

田舎の丘の上の住宅街にある、新しいアパートに主人、子供と住んでいました。

アパートのすぐ隣には小さな公園があり、よく子供を遊ばせていました。

そのアパートは4戸(上2戸・下2戸)だけで、階段が真ん中にあり私達の部屋は二階で寝室の窓から公園が見下ろせました。

主人の帰りが遅い夜の事です。子供を先に寝かし付けようと寝室に入った時、

『トゥルル〜トゥルル〜』

と女性のような高い歌声が外から聞こえました。

網戸にしていた為、気味悪く思い窓を閉めようと窓辺に立った時、ふと公園を見下ろしました。

『トゥルル〜トゥルル』

薄暗い街灯に照らされた公園の滑り台の上で真っ赤な服を来た女のヒトが真上を向いて

『トゥルル〜』

と大声で歌って?いました。

『絶対ヤバい人だ』

そう思った時、まだ寝ていない子供が

『ママ、あれ何?うるさいなぁ〜!』

そう言った瞬間

女がこっちを向きました。

まだ、消灯していない為外からは丸見えです。

女は滑り台を滑り降りると猛ダッシュでアパートの方に走ってきました。

こっちに来る!

パニックになりながら、施錠を再確認しようと玄関に向かうと、

ダダダダダダっ!

明らかに猛ダッシュで階段を上ってくる音が!

電気をすべて消して携帯を持ち子供を抱えてリビングで震えていると、

『ピンポ〜ン・ピンポ〜ン』

リビングのテレビモニターホンが反応しました。

恐る恐るモニターを確認すると

白黒のモニター越しでもわかるくらいの厚化粧をした目の釣りあがった女が

ニヤニヤと笑いながらこちら(カメラ)に向かって何か言っています。

通話ボタンは怖くておせませんでしたが、

大声で『トゥルル〜』

と言っています。(ドア越しに聞こえてきました。)

主人と隣人(ママ友)に状況を電話しました。

そうこうしているとピンポン攻撃が終わり、モニターも消えました。

帰ったのかなぁ〜と思いながら音を立てずに廊下にでて玄関を見ると、

ガチャガチャガチャガチャ

ドアノブを回し、パカパカと郵便受けを開けています。

まだいる!

リビングに帰りモニターを作動させる(通話ボタン)と

『ぅるさい?ぅるさい?ぅるさい?ぅるさい?』

ブツブツと繰り返していました。

あまりの異様さに限界を感じたのと、主人が帰ってきた時に鉢合わせになるかもしれないので、

警察に電話をしました。

警察が来るまでずっとドアノブをガチャガチャしていましたが、

警察が来ると大人しくなり、また、家族の人(ご両親)も探していたようで、

深く謝罪してくれました。

女は心の病で、調子が悪い時、夜フラフラ歩き回ったり、今回のような事も何度かあったようです。

近所では、暗黙の了解らしいですが、賃貸住宅に住んでいる人は近所付き合いもないので知らないそうです。

以上が今までで一番怖かった出来事です。

オチも何もありませんが、読みにくく、長い文にお付き合いしてくれた方ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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やっぱり生きている人間が一番怖いですね。。
実際に自分が体験したら、と思うと震えます。

人間てわかってちょっと安心したぁ(´・_・`)