短編1
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昨日の夜、明かりをつけたまま、うっかり寝込んでしまった。

突然、ドスンッと胸の上に何かが落ちたので、驚いて目が覚めると、胸の上に眠っている自分の顔が乗っている。

いきなりのことで怖かったが、なぜ俺の顔が?どうしてだ?と不思議な気持ちになった。

胸から落とさないように寝転んだまま両手で触ってみたが、間違いなくそこにある。

髪の質感も俺のものだった。

肌だって温かい。

もっとよく見てみようと、耳をふさぐように頭をつかんで引き寄せようとしたが、首が自分の胸に突き刺さっているかのように動かない。

思い切り引き寄せたら、寝ている自分の頭が何かにつかまれて枕から持ち上がった。

驚いて手を離したとたん、胸の顔が消えて、自分の頭がドスンッと枕の上に落ちた。

驚いてすぐに電気をつけて辺りを確認すると、何故かカギを掛けたはずの窓が開いていて、

カーテンが風になびいていた。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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