短編2
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なんだろう。

昨年のちょうど今頃、友人(新婦)の結婚式が東京であり、地元から友人二人と私の計三人のオバハンで出席しました。

式当日は、披露宴会場のホテルを新婦がとってくれました。

披露宴・二次会・三次会と祝福して呑みまくり、

とっていてくれたお部屋に戻ったのが朝です。

最上階スィートルーム!に友人夫婦が。その隣の一番奥の部屋に私たちが。

一眠りして、午後から新婚をいじりながら観光する計画だったのですが、

私に月のモノがきてしまいまして、いつものことなんですが余りの腹痛で留守番していることにしました。

ピルでずらしたんだけどなぁ… まぁ、お式にあたらなくて良かったんだよね…しかし無念。等思いつつ、鎮痛剤を飲み寝ました。

その部屋は三人で寝られる部屋なので広く、一人でいるにはガランとしているのでベッドサイドのライトとテレビをつけたままにしていました。

どのくらいの時間が経ったのかわからないけれど、ノックの音が聞こえた様な気がします。

まだ友達帰ってくるには早い時間じゃない??

放っておいて、またベッドに入り直したんですが、

やっぱりノックの音が。

クィーンサイズのベッドが並んでいるのでドアまで遠いのです。

具合悪いし、無視しよう。と

顔に布団をかぶせたときに

ドアが がちゃがちゃ となり、開きました。

廊下からの明かりが部屋に差し込みポーターさんが入ってきます。

荷物を運ぶ台車を押しながら詰め襟の制服を着ているのですが、

なんだろう。ゴリラみたいな多毛で、すごく大きくて、ぎこちなく動いてる。

そのまま進み、友人のキャリーケースを開けようとしています。

一瞬 怖ほっとこう と思いましたが、前日に友人がたくさん買い物をしていたのを思い出し

 なにやってんだ おめー

と叫んだつもりが、

ごわっ ぐわっ  くらい言えたのかな…。声にならないんです。そしたら

もう居ませんでした。

イヤな夢と思おうとしましたが、汗も心臓もだくだくしていて、

その日に始まったエ〇カの鏡でタモリがしゃべっているのが見えました。

それから友達が帰ってくるまでの三時間が長かったです。

オチも無く、長文乱文失礼致しました。

怖い話投稿:ホラーテラー たみさん  

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