短編1
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おしゃべり人形

これは介護師をしている友人の体験です。

病院などでもそうらしいのですが、誰もいないベッドからコールがなったり、亡くなった方が夜歩いてたりするのを見るのは日常茶飯事らしい。

ある老人が施設にいた。

その人は病気で上手く話せなかった。

親族も毎回見舞いにこれる訳ではないらしく一人寂しそうにしていた。

親族は気を使い老人にプレゼントを持ってきた。

それは話す人形だった。

手を押すと「おはよう」などと話す人形。

まぁ話す言葉は少ないが老人はちょこちょこ遊んでいた。

そんな日が続いた。

ある日の夜中、その老人からコールがなった。

友人が部屋へ行くと老人は寝ていた。

コールも手の届かないところへあり嫌な気分だった。

でもよくあることなので気にせず戻ろうとした。

その時

ベッドの横においてある人形が触れてもいないのに、

「遊んで…」

と話た。

ヤバイ!と思いダッシュで皆のいるところへ戻った。

安堵してよく考えると、接触が悪く話始めたのではないかと思い、笑い話として先輩に話をした。

先輩は、キョトンと自分を見ている。

そして一言

「おまえなにいってんの?あの人形そんな言葉はなさないぞ」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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