短編2
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深夜のエレベーター

友達に聞いた話を思い出したので、投稿します。

確か有名人の話だったと思いますが。

初めての投稿なので、文が分かりにくい点は先に謝っておきます。

ある夜、Aさんの友達のBさん(男)がAさんに呼び出された。

深夜1:00だったのですが、暇だった為にBさんはAさんの部屋に行くことにした。

Aさんの家はBさんが今いる所から近いアパート。

Bさんはすぐにそのアパートに着いてエレベーターに乗った。

そのアパートのエレベーターは扉の所に窓が付いている型のものだった。

Bさんはエレベーターに乗って、Aさんの部屋がある5階のボタンを押した。

その時

小さな男の子がエレベーターに向かって走ってきた。

Bさんは

『こんな時間に1人でいるなんておかしいな?』

と思ったけど、あまり深く考えなかった。

エレベーターに乗るのかと思ってずっと待ってたが、男の子はエレベーターの手前で立ち止まって動かない。

『いいのかな?』

と思ったが、早くAさんの部屋に行きたいのもあってBさんはエレベーターを閉めた。

エレベーターが5階に向かって動きだした。

しかしその時、何故かエレベーターが2階で止まった。

深夜だから各駅停止になっていた訳ではない。

開いた扉の外を見たBさんは驚愕した。

1階で見たあの男の子がまたエレベーターの前に立っていたのだ。それもさっきより少し近付いたような感じがする。

Bさんは少し怖くなって急いで扉を閉め、5階のボタンを押した。

だが、また3階で止まった。

しかもあの男の子がもうすぐ自分の目の前まで迫っている。

うつむいているため顔は見えないが、それがまた恐怖心を煽った。

Bさんは無我夢中で扉を閉め、5階のボタンを押した。

『次止まったら絶対にあの子が入ってくる!!』

Bさんは扉を閉めるボタンを連打した。

すると、エレベーターは4階を通過して何も無いまま5階に到着した。

『よかった!』

とBさんは思ったが何かがおかしい。

扉が開かないのだ。

もぅとっくに5階には着いているのだが、扉が開く気配が無い。

そして。。。

窓から外を見たBさんは見てしまった。

あの男の子が下からBさんを睨んでいたのだ。

その時

エレベーターの窓が思い切り叩かれた。

男の子の手の跡がくっきりと赤く窓に残された。

そして、エレベーターの扉が開いた。

Bさんが外に出ると、そこにもう男の子はいなかった。

そして、エレベーターの窓に近付いたBさんは更なる恐怖を体験することになる。

その男の子の手の跡は、エレベーターの内側から付けられていたのだ。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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