短編2
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罰当たり?

先ほどの続きです。

しばらく悪友たちと会う事もなく連絡だけは、していました。

ある日、S君から電話がありました。

S君『この前の土曜日いきなり帰ってゴメン!』

俺『別に謝らなくも…気にしてないよ!』

S君『あの時、何か急に帰らなきゃって思い帰ったんだよね…』

何か意味ありげな会話…

もしかして…

俺『あの時の声のような音?』を話したら…

S君『やっぱり…』

俺『えっ!何!何だよ!』

S君『何も無ければ良いけど…』

それからはちょっとした世間話で、電話を切った。

あの意味ありげなS君の言葉が気になるが…

そんな事もすっかり忘れた9月半ば頃に、S君から電話が…

S君『B君がこの間、車で事故ったらしいよ…ケガは無かったんだって…』と言う内容の電話だった!

最初は、B君が無事なら良かったじゃんみたいな感じでした。

ところが…

その電話があってから3日後、今度は、I君が事故ったとの連絡が…I君もケガは無かったとの事…

そしてまた…

H君『仕事中に、急に喉がかわいてトラックを停めて自販機で飲み物を買おうとしたら『キキキーー・ドッカーン』トラックに乗用車が突っ込んできたんだよ!』

との連絡…H君もケガは無かった!

次々と悪友たちが事故ってる…

S君を除いて、あの時あの霊園に行った友人が次々と…

次は俺か?っと思いながらも気を引き締め車を運転する!

11月の中頃

あの時霊園に行った友人8人の内、俺とA君以外全て事故り皆ケガは無し…

そして…、11月終わり頃にA君が事故ったとの連絡!

最後は俺1人…

悪友たち皆が、最後はお前だな~等と冗談半分で言ってくる…

俺『俺は絶対に事故ったりしね~からな』って言い返した。

しかし…

12月初めの土曜日の深夜にその時が来た。

S君と2人で深夜ドライブに行った帰り、俺の車の3台前を走る車が突然右にウインカーを出し止まった。

もちろん俺の前の車も突然だった為、急停車!

俺はアッと思った時は既に遅し…前の車に突っ込んだ!

幸いスピードが出ていなかった為、前の車の人そしてS君とお互いケガは無かった…。

3ヶ月間で立て続けに、あの時霊園に行った8人全てが事故った事になる。

この後、霊感の強いS君に『これで終わって良かったんじゃない…』って、また何やら意味深な言葉?

それからは何事も無く月日が流れ翌年の夏…

ある深夜番組の心霊特集を見ていた時…

続く

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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