短編2
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りこちゃん

どうもです。以前『少年』を投稿した者です。

今度はウチの弟が盲腸で入院した時話をしようと思います。

弟が入院した時、弟は7歳私は10歳でした。

弟が入院しただけあって母は弟にばかり構って私は少し弟に嫉妬していました。

弟は泣き虫で怖がりでしょっちゅうぐずっては母を困らせていましたが、その声が隣の部屋まで聞こえていたのか弟と同じ年くらいの女の子が部屋を覗きにきていました。

ある日弟のお見舞いに母と二人で行くと部屋を覗いていたあの女の子と楽しそうに話していました。

女の子は私達に気づくとまたね、と言って部屋から出ていきました。

弟は嬉しそうに友達が出来た、りこちゃんって言うんだよ、と話していて母はほっとしていたようでした。

その日からりこちゃんはよく来るようになり、弟もりこちゃんがいるからもう怖くないよと言っていたよ、と母から聞きました。

ところが弟の退院が近づいた頃、りこちゃんの容態が急変し、りこちゃんは帰らぬ人となりました…。

弟はとても悲しみ退院する前日ほど前までずっと落ち込んでいました。

退院する前日。

母と私は病院に行きました。部屋に入ると弟は布団を頭までかぶっている状態でしたが私達が側にするとあれほど弟は泣きそうな顔で母に抱きつきました。

母が何事かと弟に聞くと弟は首を振るばかり。

結局何も答えてくれないので私達は首を傾げながら帰り、次の日、弟は退院しました。

弟は家に帰っても様子がおかしく私はどうしても弟が気になり、何かあったのかと問い詰めました。

すると弟は観念したのか泣きそうな顔で話始めました。

退院3日前、夜寝ていると名前を呼ばれ目を擦りながら起きたそうです。

するとベッドの横ににこにこと笑うりこちゃんが。

弟は嬉しくて飛び起きりこちゃんに話しかけました。

がりこちゃんはにこにこ笑うばかり、弟はどうしたのかと思いりこちゃんに顔を近づけたそうです、するとりこちゃんは何かボソッと言い続けていました。

聞こえなかったのでりこちゃんの口に耳を近づけると

「しねしねしねしねしね…」

と聞こえたそうです。弟は怖くて怖くて布団に潜り込み気がつくと寝てしまったそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー ぬりかべ女さん  

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