短編1
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福島の叔母

私の母は福島出身です。今は東京に住んでいます。

ある日、会津若松に住む母方の叔母が東京の我が家へ遊びに来ました。

私の母方の家系には何故か天然ボケな人と精神的な病にかかる人が多いのが特徴で、自殺した親戚もいた事もあり失礼ながら呪われてるんじゃないかとちょっと不気味に思っていました。ちなみに母の血を引く私と私の姉も精神科にお世話になっていました。

でも母と叔母は天然ボケ派なのでとても穏やかな性格で良い人です。

夕食の後、私がトイレに行くと叔母がトイレの前に俯いて立っていました。私に気付いた叔母が、

叔母『○○ちゃん(私)、トイレ入るの?』

とやや険しい顔で尋ねてきたので、少し戸惑いながら

私『…はい』

叔母『今はやめた方が良いよ』

と真顔で言うので

私『何かあったんですか!?』

叔母『おばちゃん、今ウ○コしちゃったよ』

とサラっと言ったので当時高校生で年頃だった私は気まずくてとりあえず苦笑。何かツボに入り、爆笑して良いものなのか、このままトイレに入るのと入らないのとはどちらが失礼かとか色々混乱し、結局アハハと苦笑しながら静かに部屋に戻って枕に顔を埋めて爆笑しました…

前置き長くてすみません。ホラー感を少し出したかったんですが…読んで頂いてありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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