短編2
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首元

これは、僕が高校3年生の時

実際に体験した話です。

その時の僕は毎晩毎晩

いつものように首元に違和感があり

息苦しい夜を過ごしていました

そんなある日、僕はまた首元に息苦しい違和感を感じ

目が覚めました。

いつもはそのまま放っておけば直ったのですが

なぜかその日に限って

その違和感はなかなか直らなかったのです。

気持ちが悪くなってきた僕は

台所に行き、水を飲みました。

二階にある弟の部屋から

ゲームの音が漏れていたので

気分が良くなるまで

弟と一緒にゲームでもしようと思い

階段を上がり弟の部屋を

ノックし

返事が来てからドアを開けました

すると弟の視線が

ゲームから僕の顔、その後に僕の首元、さらに僕の顔の後ろへと移動するのが分かり

どうした?と尋ねると

勢いよくドアを閉められ

出てけ化け物!

と叫ばれ、内心傷付いた僕は静かに自分の部屋へ戻り

違和感と一緒に眠りにつきました

そして次の日の朝

弟に昨晩の事を尋ねると

恐る恐る話てくれました

昨晩、僕の首元に青白い手がぶら下がっていたらしく

その後ろには

僕の方を見て口元は笑い

目元は睨んだ

赤い服を来た片腕のない

女の人が立っていたそうです

その霊は、度々

隣で寝ているいっこ上の

兄も目撃していたそうですが

僕が怖がると悪いと思い

何も言わなかったそうです

それから一週間後

弟にも首元に違和感が

でてきたと報告があり

家族揃ってお寺に行き供養

してもらいました。

それ以来、変な息苦しい違和感も消え

今は平和な夜を過ごして

います。

怖い話投稿:ホラーテラー ぶーぶーくっしょんさん  

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