短編2
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山童8

「弟?死んじゃったよー死んじゃった死んじゃったあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあはははははははははは」

これは絶対に母親じゃない!!化け物だ!と私は耳を塞ぎ思いました。耳を塞いでも笑い声は止まる事を知らず、

「あははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあははははははははははあはははははははははは」

私は怖さのあまり狂いそうになりながらも懸命に耳を塞ぎ目を瞑り耐えました。

どれだけ時間がたったでしょう。笑い声も止まり私は布団から這い出ました。部屋には光が差し込んで私はやっと地獄のような夜が明けたと思いました。

体もすっかり痺れが取れもう大丈夫だろうかと障子に手をかけ少しだけ開きました。

すると外は真っ暗。しまった、と思うのと同時に下からひんやりした何かを感じました。

下を見ると水でした。途端に生臭い臭いが鼻を突き抜け、私は体を引きました。と、上から水が落ちてきて思わず見上げると。そこには、

翌朝私は母親に起こされました。お祓いは成功したんだと、もう大丈夫だと言われました。が私は何があったのか一瞬わかりませんでした。

陰陽師っぽい人は普通のお坊さんと同じ格好になっており、私と弟も普段着になっていました。

私はどうなったのか聞くと、陰陽師っぽい人は罰が悪そうに言いました。

結果的に私は助かったらしいのだがエンメインラなるものは私から離れなかったそうだ。私が障子をあけたせいではなく、私の身体?魂だかと相性がよかったからだとか…。

まぁとり殺される心配はないから気にするな、何か起きたらすぐに寺へ来なさいと言われ変な数珠をもらって私達は無事(?)かえることができました。チャンチャン♪

とは行かず、母も私も納得出来ずそもそもエンメインラとは何かを問い詰めてみました。

祖母は少し知っているようで止めろと聞きたがりませんでしたが。

陰陽師っぽい人は話さないわけにはいかないだろうと、私にも分かるように簡潔に教えてくれました。

続く

うーん…これで終わりにしたかったのに長くなってしまって申し訳ないです…。

怖い話投稿:ホラーテラー どぶネズミさん  

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