短編1
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【おむかえ】

これは私がまだ小学生だったの時の話。。

私が住んでいた所は山合いの小さな町でした。近所で誰かが病にかかたり、亡くなったりすると周りの住民たちが手助けをしておりました。

ある夏休みの朝、何やら家の中が慌ただしいのを感じ、私は眠気眼で祖母に「どうしたん?」と聞くと、「近所に葬式が出来てこれから手伝いにいかないかんようになったんや」と言いました。

祖母は白の割烹着に着替え、近所のお葬式の手伝いに出かけていきました。

昼過ぎだったでしょうか。

祖母が帰ってきました。お葬式の手伝いにしては余りにも早いし、何やら慌てている感じで祖父と何やら話をしていました。

私はどうも気になったので、何を話しているのか良く聞いてみる事にしました。

「こんな事もあるんやね。死んだ●●さんとこの奥さん、私らが台所で手伝いしよったら、化粧始めだしてなぁ、私こう言うたんや「おばあさん、おじいさんが死んだのにそんな化粧してどうしたん?」ってほんだらな「おじいさんが迎えに来たから綺麗にせないかんのや」って言うてそのまま死んでしもたんや」

祖母はそう言って、今度はその家のおばあさんの葬式の準備に出掛けていきました。

亡くなったおじいさんがおばあさんを迎えに来たのでしょうね。

怖い話投稿:ホラーテラー 呪人さん  

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